ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする―自主性・向上心・思いやりを育み、子どもが伸びるメソッド

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ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする―自主性・向上心・思いやりを育み、子どもが伸びるメソッド

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816363610
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0037

出版社内容情報

「控え選手も、全国大会もない」?
2014年のサッカーW杯優勝国・ドイツ。そのジュニアサッカーの現場は、自主性・向上心・思いやりを育む子育てメソッドの宝庫です! 現地で15年以上ジュニアサッカー指導者として活躍する著者が、「どんな指導が行われているのか」、「そこでどんな子どもたちが育っているのか」といった現地でしか知りえない情報を、サッカーする子どもを持つ保護者や指導者に伝えます。

内容説明

どん底に落ちた強豪国。子どもがサッカーをする本当の理由を見つめ直し、大胆な改革に乗り出した。W杯優勝国の基礎となったジュニアサッカーの新常識。子どもの可能性を伸ばしていくために必要なものは何か、不要なものはないか。

目次

第1章 何のためにサッカーをするのか(ドイツでは高校生年代まで全国大会を行わない;ドイツでは誰でも一年中試合に出られる ほか)
第2章 子どもの“考える力”を育む(ドイツの少年サッカーには審判がいない;「そのときが来るのを待つ」ということの大切さ ほか)
第3章 子どもの“向上する力”を育む(ドイツでは子どもの試合の人数を真剣に考えている;ドイツの少年サッカーには「控え選手」がいない ほか)
第4章 子どもの“思いやる力”を育む(ドイツの子どもは2つの足を持っている;ドイツではサッカーを社会生活の一部として捉えている ほか)
まとめ 子どもとしっかり向き合うために(子どもの今と未来を真摯に見つめて)

著者等紹介

中野吉之伴[ナカノキチノスケ]
1977年生まれ、秋田県出身。武蔵大学人文学部卒業後、育成年代の指導ノウハウを学ぶためにドイツへ渡る。2009年7月、ドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを取得(UEFA‐Aレベル)。元ブンデスリーガクラブのフライブルガーFCでU‐16監督やU‐16/U‐18総監督を務めるなど、ドイツですでに10年以上の選手育成・指導のキャリアを持つ。ドイツサッカーの育成指導方針に共鳴し、「子どもたちが目一杯サッカーを楽しめる環境をつくる」「子どもたちが自分の力で成長していくためのサポートをしていく」というスタンスを大切に、それぞれの子が輝くためのサッカー指導を模索、実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
サッカー大国ドイツ流教育本。子どもには2つの足がある。1つはサッカー選手としての足。もう1つは社会人としての足だ。サッカーで生きるではなく、サッカーと生きる。当たり前だがアスリートととして飯を食える人間は一握り。「子どもの自主性を養う」という根が張っている。大人が出るのは、デッドラインを超えた時だけ。答えではなくヒントを与え考えるスペースを作ってあげる。ギリギリまで見守り、ダメな時にはブレーキをかけてあげる。「子どものサッカーを邪魔するのはやめよう」勝利至上主義より子どものうちは楽しむことが大切。2021/05/18

19
習い事で「子どもに主体性を持たせたいから◯◯をやらせてる」とドヤ顔をする親は、主体性の意味を間違えているのかもしれない▼ワンプレーの度に親の方を振り返るのではなく、親の視線が気にならないほどサッカーに没頭できるのが理想。これは集団で何かをする多くの場合に応用できるのでは▼本当に経験のある人というのは、その経験を子どもとの差をつけるためではなく、見守るために使える。つまり、生き方に余裕のある人だ。2020/01/01

kenitirokikuti

10
著者はドイツサッカーリーグの中くらいのところでプレイし、コーチイングのライセンスも取得している人である。ドイツのサッカー連盟は2000ごろから勝利至上主義的な運営を変更した。早熟な若い天才児の発見よりも、多数者がプレイ継続できる体制にした。ミドルティーン以下はどこかのクラブに属せば、週に2回90分の練習および週末の試合を行える。日本の部活システムはない。アメリカはまた別の仕組みだった記憶がある。トーナメント線の全国大会は、U17(高校生)まで存在しない。2018/03/03

エリナ松岡

7
説教臭いところもないし、特に首を傾げたくような所もないし、読みやすく万人にお薦めできる本だと思います。言うは易し行うは難しなんでしょうが、この本にあるようなコツを知っておいて損はないと思います。うーん、ドイツすごいな。2018/08/16

路地裏のオヤジ

6
ドイツで育成年代のサッカー指導者である筆者がドイツの自主性、リスペクトなどを教える姿勢を述べる本。「夢を見ることは素晴らしいが、夢に生きる現実までを教えるべき。夢という言葉が大人が子供をコントロールするための口実であったはならない。」「サッカーで生きるのでなく、サッカーとともに生きる」というのはうんちくのある言葉だ。 何か何まで保護者にさせる日本のサッカー指導者とエライ違い。2018/09/29

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