内容説明
企業の広告・宣伝活動であるとともに、時代を捉え、社会や文化にも大きな影響を与えるテレビＣＭ。映像プロダクションの日本最大の組織、一般社団法人日本アド・コンテンツ制作社連盟（ＪＡＣ）が選んだ、珠玉のテレビＣＭ５００選をもとに、クリエイティブディレクター、ＣＭプランナー、ディレクター、プロデューサー、そして企業の宣伝部の５つのカテゴリーの座談会を実施。時代とともに歩んできたテレビＣＭの歴史を振り返るとともに、これからのテレビＣＭのありかたをさぐる。
目次
１９５３‐１９７２（中島信也；早川和良；守本亨）
１９７３‐１９８０（秋吉淳一郎；中尾良宣；松浦由一）
１９８１‐１９８８（岡康道；佐々木宏；永井一史）
１９８９‐１９９８（井村光明；澤本嘉光；山崎隆明）
１９９９‐２０１０（椎橋卓見；薬師寺多聞；前田達也；高橋聡；田中洋平）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
2
関西支社の「すばらしいマンネリ」CM。いくつも思い浮かびます(笑)。低予算感が伝わってくる。黎明期の職人時代から巨大化した広告業界。多人数の分業になっていった裏事情など興味深かった。CMからの音楽のヒットも多数。サントリー開高健さんのCMは山崎蒸留所の資料展示で見たことがあり印象に残っています。HDDが登場してから録画して見るのでTVでCMを見る事はほぼなくYouTubeの広告が多い。本書に続編があればネットCM制作の話なども楽しめそう。気になるCMをYouTubeでいくつもチェックしました。2018/02/19
げん
1
JACのCM500選から抜粋する形で、主なCMのシーン集が収められていて、日本のCMの歴史をさっと眺めることができる。CMディレクター達が座談会形式で自分たちのお気に入りのCM等について語っているが、海外のCMには勝てないという意見が大勢を占めていたのが印象的だった。ということは、海外のCMを眺めてみる必要があるということか。2012/09/24
あっさん
0
タグボートの岡康道や、あの白戸家で有名な佐々木宏らの巨人たちが、 語る超贅沢な会合。年代ごとに分かれていて、自分が いかに小さい頃にcmに魅せられていたかがわかる本。 広告効果のすごさを改めて思い知る。2016/01/02
