内容説明
大津宮などの宮都が営まれた近江。飛鳥・白鳳期の寺院跡を遺構・瓦類などの発掘成果と『日本書紀』などの文献から検証し、在来・渡来系の有力氏族が営んだ実像に迫る。飛鳥時代の穴太廃寺・衣川廃寺・柿田廃寺・白鳳時代の崇福寺・南滋賀(町)廃寺など誰が何のために営んだのか。『古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く』姉妹編。
目次
第一部 近江各地の古代寺院と造営氏族(湖西地域南部の古代寺院;湖西地域北部の古代寺院;湖南地域の古代寺院;湖東地域の古代寺院;湖北地域の古代寺院)
第二部 近江の古代寺院と歴史的展開(飛鳥時代の寺院と造営氏族;白鳳時代の寺院と造営氏族;奈良時代の寺院の造営)
第三部 近江の古代寺院の探究(穴太廃寺の性格と造営氏族;峰屋廃寺の性格と造営氏族;大津廃寺の性格と宝光寺廃寺;湖東式軒丸瓦の成立と系譜;宮井廃寺の性格と造営氏族;大宝寺廃寺と造営氏族の性格)
著者等紹介
小笠原好彦[オガサワラヨシヒコ]
1941年青森市生まれ。1966年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。奈良国立文化財研究所主任研究官、滋賀大学教授、明治大学大学院特任教授を経て、滋賀大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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