出版社内容情報
井伊直弼の影武者・中川禄郎、松尾芭蕉の愛弟子・河野李由、蒲生野の鬼才画家・野口謙蔵の評伝のほか、白洲正子ら文化人について。井伊直弼の影武者・中川禄郎、松尾芭蕉の愛弟子・河野李由、蒲生野の鬼才画家・野口謙蔵ら「近江の埋もれ人」の評伝のほか、三浦綾子や、白洲次郎、白洲正子、ドナルド・キーン、森村誠一ら文化人についての随想など計38篇を収録する。
? 月あかりのまち
井伊文子/井伊直弼(三浦綾子の直弼論)/君田富子
? お濠のうちそと
遠城謙道/遠城繁子/木俣修/吉田繁次郎
頼山陽/頼梨影/村山たか/細江敏/山本捨三
藤野一雄/鎌田淡紅郎/野口雨情/井伊直孝
? 近江の埋もれ人
中川緑郎/河野李由/野口謙蔵/河野裕子
? 人に惹かれて
白洲次郎/白洲正子/ドナルド・キーン
曽宮一念/円空/橘曙覧/森村誠一
? 折々の断想
モーツァルト/三船敏郎
角 省三[スミ ショウゾウ]
内容説明
井伊直弼の影武者。松尾芭蕉の愛弟子。蒲生野の鬼才画家。埋もれたエピソードを掘り起こし、光を当てる。
目次
1 月あかりのまち(朱色の庭―追想 井伊文子さん;つわぶき咲く埋木舎 ほか)
2 お濠のうちそと(一徹の人―遠城謙道とその妻・繁子;鳰の声―歌人・木俣修とその父 ほか)
3 近江の埋もれ人(中川禄郎―直弼の開国論を支えた藩校教授;河野李由―芭蕉の足を彦根に運ばせた俳僧 ほか)
4 人に惹かれて(山躑躅咲く―白洲次郎と白洲正子;東日本大震災に寄せて 流されなかったもの―言葉の力とドナルドキーン;夕映えの人―盲目の画家・曽宮一念さん ほか)
5 折々の断想(モーツァルトを聴く;世界のミフネ ほか)
著者等紹介
角省三[スミショウゾウ]
1936年滋賀県彦根市京町生まれ。1958年同志社大学文学部社会学科(新聞学専攻)卒業。同年より大阪船場の紙製品製造販売会社に勤務。1963年江崎グリコ株式会社に入社。1996年江崎グリコ株式会社を退職。所属団体:日本ペンクラブ、滋賀作家クラブ、随筆集団多景島(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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