出版社内容情報
0.1?ほどのイタチムシ。よく観察すると実に愛嬌ある生物である。棲息場所、採取や飼育方法、周辺で暮らす生き物たちをも紹介。イタチムシとは「イタチ」のような哺乳類ではなく、また「ムシ」というものの昆虫の類でもない。水底に棲む、体長わずか0.1?ほどの小さな多細胞生物で、ボーリングピンに尻尾をはやしたような愛嬌のある形の生物だ。「かわいらしい小虫」と表現もされ、少量ながらもイタチムシのグッズもある。ところが実物を見た人は少なく、本書ではこの小さな生き物の存在と周囲に暮らす隣人たちを紹介する。併せて採取方法や飼育についても言及する。
01 イタチムシとは
02 イタチムシはイタチムシではない?
03 水田という住処
04 イタチムシの隣人たち
05 水田のイタチムシ
06 湖沼のイタチムシ
07 特殊なイタチムシたち
08 日本で見られるイタチムシたち
09 イタチムシ類の遺伝子解析
10 イタチムシの起源
11 イタチムシを記載する
12 フィールドでの採取をしよう
13 イタチムシの飼育
鈴木 隆仁[スズキ タカヒト]
1983年生まれ、愛知県碧南市出身
琵琶湖博物館学芸技師
子供のころから変な生き物に興味を持ち、大阪大学で
頭足類の寄生虫の研究をしている際に、ついにイタチムシとの
出会いを果たす。
内容説明
体長0.1mmほどだが、野をかけるイタチ、あるいはボウリングのピンとも形容される姿と動きから、ひそかに人気を集めつつある水生微小動物イタチムシ。これまで湖沼を中心に研究されてきたが、実は身近な水田がイタチムシの宝庫であることを明らかにした著者が、その生態と特徴、採集法、さらに水田に棲息する多様な水生生物について紹介する。
目次
イタチムシとは
イタチムシはイタチムシではない?
水田という住処
イタチムシの隣人たち
水田のイタチムシ
湖沼のイタチムシ
特殊なイタチムシたち
日本で見られるイタチムシたち
イタチムシ類の遺伝子解析
イタチムシの起源
イタチムシを記載する
フィールドでの採集をしよう
イタチムシの飼育
著者等紹介
鈴木隆仁[スズキタカヒト]
1983年生まれ、愛知県碧南市出身。滋賀県立琵琶湖博物館学芸技師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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