内容説明
お茶・生け花・和歌・庭造りなどに通じた江戸時代わが国きっての文化人、小堀遠州は、幕府の有能な技術官僚でもあった。生地・長浜をはじめ各地に残る古文書を読み解き、小堀一族の横顔、徳川家光・井伊直孝ら同時代の人物との関係などを通して、その知られざる実像に迫る。
目次
小堀遠州の祖先
小堀正次の活躍
備中国と小堀遠州
中井正清と小堀遠州
幕府奉行としての遠州の活躍
近江国奉行としての遠州
国友鉄砲と小堀遠州
小堀遠州の黒印状
茶人としての遠州
小堀遠州と品川
裂地と遠州―表具・仕覆の遠州好み
小室藩小堀氏の歴代
小室藩小堀氏と竹生島連華会
小堀政安の陣屋建設
著者等紹介
太田浩司[オオタヒロシ]
1961年(昭和36)10月東京都生まれ。1986年(昭和61)3月明治大学大学院文学研究科(史学専攻)博士前期(修士)過程修了。現在、市立長浜城歴史博物館学芸担当主幹
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