内容説明
元亀4年(1573)、湖上に長さ三十間の大船を浮かべた織田信長は、直ちに小さな船に解体してしまった。その理由はどこにあったのか?発掘資料をもとに新たな視点から琵琶湖の古代・中世の湖上交通史を再整理し、近代まで続く丸子船利用の特質を明らかにする。琵琶湖博物館への来館者が寄せた、丸子船や田船に関する思い出も多数収録。
目次
第1章 記憶の中の湖上交通(琵琶湖博物館の丸子船;「丸子船交流デスク」)
第2章 「丸子船交流デスク」の情報(人びとの船の記憶;昭和の湖上)
第3章 湖上交通史の再整理(人の移動;物の輸送 ほか)
第4章 湖上交通史の画期と特質(歴史的画期;湖上交通史の特質と丸子船の意義 ほか)
感想・レビュー
-
- 和書
- 人生を取り戻す