出版社内容情報
「やってみんとわからん」精神で取り組んだ17年間
ネパールでの医療活動にはさまざまな人間ドラマがあった
第1部 自立型国際協力を目指して──理論編──
なぜ国際協力が求められるのか
●国際協力の流れ
●国際保健の現状
●援助の実際、ODAとNGO
プロジェクトの実行と理論
●まず実行すること
●理論が必要となる
●メディカルケアーからヘルスケアー
● プロジェクト評価
ネパールにおけるプロジェクトの概要
第2部 「やってみんとわからん」精神で取り組んだネパールでの活動――実践編――
1 国際協力とは何か ―国際協力の歴史的過程と日本のかかわり方―
2 ネ歯協の活動 ー私たちはネパールで何ができるのかー
3 自立型国際協力を目指して? ー歯科保健自立への歩み・システムづくりー
4 自立型国際協力を目指して ?ー現地でのシステムづくりー
5 母子保健活動を展開―地域歯科健康プロジェクトを中心に―
『ネパールでの母子保健活動』
6 国際協力活動と危機管理ーカトマンズ暴動を経験してー
7 国際協力活動に必要な「能力」とは
8 「やってみんとわからん」精神でーこれまでの活動と今後の課題ー
第3部 ネパールで何を学んだか──活動(13~18次隊)に参加した隊員の感想──
■13次隊感想文■14次隊感想文■15次隊感想文■16次隊感想文■17次隊感想文■18次隊感想文■健康教育(口腔保健)の養成初級コース受講生■―ネパールの感想文―
第4部 わたしの考える国際理解・協力とは ――インタビュー「わたしは地球人」――
あくまでも「主役はその国の人」の心を忘れずに チカコ・オガワ・タマン
その国に合った情報と技術の提供をしていきたい 小山 修
真の国際協力は、まず相手を知ることから始まる 奥野ひろみ
ネパールでの歯科保健医療協力をはじめて17 年が経過した。あきもせずに良く続いたと思う。継続できた最大の理由は人間関係にある。日本から参画した隊員は延べ522 名を数えるが、国際協力に対する「価値観」とか「志」が隊員の間で共有できたことが継続できた背景にあると思う。
日本での準備作業や現地でのプロジェクトで、隊員は仮面を被らず、素直に取り組んだ。その結果、ネパールの異なった12 箇所のフィールドで13,416 人に歯科診療53,522 人に保健活動を行うことが出来た。改めて参加された隊員全員に感謝したい。
内容説明
ネパールでの医療活動にはさまざまな人間ドラマがあった。「やってみんとわからん」精神で取り組んだ17年間の記録。
目次
第1部 自立型国際協力を目指して―理論編(なぜ国際協力が求められるのか;プロジェクトの実行と理論 ほか)
第2部 「やってみんとわからん」精神で取り組んだネパールでの活動―実践編(国際協力とは何か―国際協力の歴史的過程と日本のかかわり方;ネ歯協の活動―私たちはネパールで何ができるのか ほか)
第3部 ネパールで何を学んだか―活動(13~18次隊)に参加した隊員の感想
第4部 わたしの考える国際理解・協力とは―インタビュー「わたしは地球人」(あくまでも「主役はその国の人」の心を忘れずに;その国に合った情報と技術の提供をしていきたい ほか)
著者等紹介
中村修一[ナカムラシュウイチ]
1943年、福岡市生まれ。九州歯科大学生理学講座助教授。同大学国際交流協力室室長。ネパール歯科医療協力会理事長。1989年の1次隊から2005年19次隊まで隊長を務める
奥野真人[オクノマサト]
1945年、札幌市生まれ。人物往来社、秋田書店(手塚治虫氏担当)などで編集業務を行う。退社後、フリージャーナリストとして、主に教育雑誌に教育記事を執筆するとともに『体当たり子直し』『元気と勇気とやる気がわき出る本』(小学館)『僕たちはいらない人間ですか?』(扶桑社)などの構成を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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