出版社内容情報
戦型の歴史と進化を約10年の好局で振り返る「戦記」シリーズ第5弾は「矢倉」。
基本の▲4六銀・▲3七桂型から▲6七金左型まで、矢倉における主要戦型を高橋道雄九段が余すことなく徹底解説。
矢倉の知識と研究を1冊に詰め込みました。
精巧に練られた駒組みと盤面全体を使った総力戦をお楽しみください。
内容説明
矢倉の英知がここにある。さあ、現代将棋の真髄へ。基本の先手4六銀・先手3七桂型からバランスの先手6七金左型まで、直近約10年の好局60局で矢倉の進化を振り返る。
目次
第1章 先手4六銀・先手3七桂型
第2章 後手5三銀右型
第3章 後手4五歩反発型
第4章 早囲い
第5章 後手左美濃急戦型
第6章 後手7三桂型
第7章 後手7三銀型
第8章 角銀対抗型
第9章 先手4七銀・先手6六銀急戦型
第10章 新型矢倉
著者等紹介
高橋道雄[タカハシミチオ]
1960年4月23日生まれ、東京都出身。1975年4月、佐瀬勇次名誉九段門下、6級で奨励会入会。1980年6月、四段。1990年4月、九段。矢倉や角換わり、横歩取りなどを得意とする居飛車党。重厚な棋風で、昭和の終わり頃から平成初期にかけて矢倉先手3七銀戦法で無類の強さを発揮し、「先手3七銀と上がれば高橋の勝ち」とまで言われた。1983年9月、第24期王位戦で初タイトルを獲得(23歳)。五段でのタイトル奪取は史上初(当時)。1985年、王位、棋王で二冠、将棋大賞の最優秀棋士賞を受賞。タイトル獲得は十段、王位(3期)、棋王の合計5期。他に棋戦優勝は3回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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