ソウル・ラプソディ

ソウル・ラプソディ

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  • 商品コード 9784883230457
  • NDC分類 292.1

出版社内容情報

真情の韓国論。日韓のわだかまりを超える感性。
1965年日韓条約交渉の最中、学生デモのなかに入りこみ、モスクワの朝鮮人の激動の身の上話に聞き入り、58歳、忽然とソウルの延世大学に留学、貧乏下宿で韓国の大学生と共同生活を過ごす。行き交った韓国人・老若男女との交情をペーソスと辛しの利いた文書で綴った韓国狂想曲。

1997.4.25 毎日新聞 「余録」より
「一生に一度のことである死亡に際してのごあいさつは本人自らがすべきだと考えてきました。以下の文章は今年元旦に記し、私の死後、日付と病名を挿入して皆さまにお送りするよう家族に依頼しておいたものです」▲こんなお断りをつけてワープロ書きの死亡通知が届いた。日付と病名は夫人の手書き。「ご迷惑をかけることのあまりにも多かったことを心からおわび申し上げます」のあいさつの後、「かねての私の意思により、私の死体は大学解剖学教室に実習用として寄付し、葬儀は行いませんでした」と本人の死亡通知は続く▲「太平洋戦争中に、私が海軍軍人として勤務していた南支那海の航空基地では、連日の戦死者に対して葬送の儀式は行われませんでした。それでよかったのだと思います。絶えざる潮の響きにまさる鎮魂の調べが

1 ソウル雑感
惜暮年 妙薬 風が身にしむ 丁丁発止 チョルル Sの消息 卵コーヒー 某夜の邂逅 カミカゼ 海苔の玉手箱 「大牢の滋味」 チャンガプ、ソラブ 一の布団 ハダカの話 歳月の深淵 「赤旗」 イバラの冠はどこへ行ったか 東方礼儀之国 事実は事実だが 姦通罪 カツラ 掌のスタンプ 案内員とローソク 啄木鳥のうた 哀しみは… 男の美学 「失礼しました」 二つの恋物語 真赤な口紅 人間とは何か 下着乾焼法
2 人生は灰のみ残して…―韓国留学記
58歳 ソウルで韓国語を習うの記 留学日記帖から 韓国にはキリスト教がよく似合う さよならスニョニム
3 アルト・ハイデルベルク=ソウル
光化門その一 その二 その三 その四 ソウル大学校 南大門路 纛島
4 隣りの国の人びと
私が会った韓国人 韓国を見る眼(人間の体温 彼岸 戒厳令 ハングル世代 内なる戦争) 歪められた韓国像 韓国人のこころ

虚心坦懐の交わり――まえがきより
百の国があれば百の歴史と現実があることに目をつぶって、出来合いの観念で一刀両断にして恥じない風潮が昔も今も絶えない。
韓国とは今後永久に付き合ってゆかねばならない、いちばん近い外国である。以下の拙文で私がいいたいことは、この隣国と肩肘はらず、そして対等に誠実に交わってゆこうではないかという、まことに平凡な一事である。

1985.9.22 日本経済新聞
内側から見た韓国
 日本人の集団性は有利に働くことも不利な結果につながることもある。日本人の海外旅行は集団性が発揮されがちな場だが、外国の名所旧跡を見るだけでは、外国を理解したことにはならず、逆に間違った印象を持つことにもなりかねない。それだけでなく、相手に誤解を与えることもありうる。    
 外国を理解することは容易なことではない。特に「近くて遠い国」ということばが示すように、日本人には隣国の韓国と韓国人の心情を理解することは困難なことである。パック旅行や矩期の駐在は韓国のほんの一断面を見られるだけである。これでは韓国はいつまでも「遠い国」でしかあるまい。      
 韓国関係の本の出版が相次いでいるが、必ずしも

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