内容説明
介護保険制度は、「社会保障」「基本的人権」「生存権」といった当初の理念を失った。十数年をかけてつくり上げた制度が、いま自壊しようとしている。この本は、パーキンソン病と世の中のありようとで二重に苦しむ患者からの、連帯に向けての生涯をかけた発信である。
著者等紹介
柳博雄[ヤナギヒロオ]
1941年生まれ。67年に朝日新聞社に入社し、社会部、編集委員などを務めて、2001年定年退職。97年から帝塚山大学で非常勤講師として「新聞学」「人間論」を教え始める中、2009年にパーキンソン病を発症した。現在の症状の程度はマックスの「ヤール重症度5」。投薬の間隙を縫って一日一時間の執筆に集中する、現役ジャーナリスト。日本エッセイスト・クラブ会員。編著にはJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞した『女たちの太平洋戦争』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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