内容説明
ヴァイオレット・アンは、89歳。ジェニーの大すきなひいおばあちゃんだ。アンと過ごす毎日は、ワクワクすることばかり。ある日、ふたりは、ふしぎなクモの巣を見つけた。その巣を見ていると、遠い昔の出来事を思い出すことができる。ねぇ、ヴァイオレット・アン。あなたはどんな人生を送ってきたの?小学校中級から。
著者等紹介
ヒルトン,ネット[ヒルトン,ネット][Hilton,Nette]
1946年オーストラリア、ヴィクトリア州生まれ。教師として働きながら、子どもの本の作家としても活躍している。本書でオーストラリア児童図書賞年度賞の次点を始め、数々の賞を受賞。現在も、オーストラリアで多くの作品を発表し、人気を博している
小松原宏子[コマツバラヒロコ]
1960年東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。「ぼくの朝」で、第13回小川未明賞優秀賞を受賞。現在、自宅で家庭文庫「ロールパン文庫」を開き、子どもたちに本の楽しさを伝える活動に従事している
堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、同大学院修了。タブローによる個展を毎年開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よぽ
6
クモのサムが紡いだ美しいクモの巣を見て、年老いたヴァイオレット・アンは昔の事を思い出していく。失った宝を取り戻すように。その過程がとても温かい。しかしラストの展開は、しょうがないとはいえ苦いものが残ります。高齢者が思うように生を全うできるようになればいいのにな…2021/09/26
ジュンケイ
1
息子が借りてたので、夜中に読む。ウェブとは、張りめぐらすクモの巣のこと。クモの巣から思い起こされるアンの過去。両親が悪役になっているのは、よくあるストーリー。いい話だけど、もうちょっと。2013/10/19
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