内容説明
認知症は治らない―。これが現代医学の常識とされていますが、本書を読めば、「認知症は治る」そうした段階にもう入っていることを知るでしょう。最先端研究の「認知症と脳」の関係に大きな可能性を見いだしたのが本書です。
目次
第１章 「認知症は治らない」は、古い常識―認知症はもう怖くない
第２章 ホスファチジルコリンで脳は甦る―認知症は完治する段階を迎えている
第３章 ホスファチジルコリンはどこまで有効か―治療の事例から検証する
第４章 “効かない薬”が認知症を増やしている！？―現代医療にも裏事情が潜む
第５章 認知症になりやすい人の条件―いまの医学のデータから
第６章 自分でできる脳のお手入れ―暮らしの中でさっそく始めよう
著者等紹介
西崎知之［ニシザキトモユキ］
１９５４年兵庫県生まれ。現在、兵庫医科大学生理学講座生体情報部門主任教授。医学博士。神戸大学医学部を卒業し、神戸大、米国カリフォルニア大学アーバイン校と、一貫して生体内情報伝達機構（細胞生物学・神経科学）を専門に研究している。従来の認知症治療である「進行の予防」などとは一線を画した、「認知症そのものを治す」という新たな治療法に取り組んできた。新薬の研究・開発を通して「認知症のない未来」を実現させる、最先端に位置する医学者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akio Kudo
2
★★★ 認知症について標準的なことが多いが、ホスファチジルセリンのことをかなり強調。認知症は不知の病だとまで言ってることには注意必要2022/12/27
あお
2
診察もして、研究もして、患者にいろんな話をふってコミュニケーションをとる。いろんなお医者様いらっしゃいますが、誠実性が一番と思う。ゲームやカラオケが脳に良いのは意外な気がした。2016/01/16
やまぼん
1
PO/DLホスファチジルコリンが安価ならいいのだが、高いのであれば保険適用を期待したい。2015/08/08
Honesty
1
以前読んだ「認知症は治さなくてよい」や「解放老人」とは全く違ったスタンスの認知症の著作。ズバリ、認知症は治ると主張している点だ。特にアルツハイマー型認知症になる主因を脳のしくみ、神経伝達のしくみを交えながらわかりやすく説明し、その特効薬となっているのがPO/DLホスファチジルコリンと説明している。しかし全ての人に効かない。失敗例も提示している。認知症は今の医学では治らない。一生付き合っていく必要がある。基本はその人の生活に視点をあてること。絶対の治療法はないことを前提に１つの選択肢とみなすべきだと思う。2015/06/30
dcandy
1
母親は要介護4の認知症だが、この本に出てくる認知症になり難い習慣や行動をよく行っていた。今更だがなんでこんな病気になったのだろう...とこれまでの事を思い返してしまう。わたしとしては手術時の麻酔が大きな引鉄になっているという思いが強いのだが。認知症の治療に効果的だというDL/POホスファチジルコリンを飲ませたいと思うが、購入方法までは書かれていない。最後にあるメールアドレスに連絡を取ろう。2015/06/13
-
- 和書
- かにみそ
