内容説明
甘い蜜の裏側に潜む、「甘くない」実態。間違ったハチミツ流通の実態をえぐり、本物のハチミツを味わう方法を1冊に凝縮。
目次
第1部 市販のハチミツのウソとホント(魅惑の甘さ・ハチミツパワー;安いハチミツにはワケがある;「純粋」という名前で出ています;本物のハチミツの見分け方)
第2部 ミツバチたちが教えてくれるハチミツの魅力(一匹の働きバチが一生に集める蜜はティースプーン一杯;ローヤルゼリーの、深~い秘密;よいプロポリスは、ココが違う!)
第3部 ミツバチに迫りくる危機(本物のハチミツが奪われていく!;ミツバチへの新しい農薬害、ひいては人間にも;西洋ミツバチと日本ミツバチ)
第4部 日本ミツバチを飼って、究極の蜜を手に入れる方法(ミツバチを飼うということ;ミツバチ飼育エピソード;さあ、実際に飼ってみよう;いよいよハチミツを搾ってみましょう)
第5部 「ハチミツ」という自然の恵みの味わい方(そのままのハチミツを味わう;天然の恵みとの融合が醸す味わい;ハチミツの天然美容薬用効果)
著者等紹介
川島茂[カワシマシゲル]
作家。社団法人日本養蜂はちみつ協会会員・東京都養蜂組合理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ラルル
29
中国産ハチミツに含まれる残留農薬/抗生物質の危険性に加え、栄養価への疑問。安いからと言って手を出すのは安物買いの銭失いになるだけじゃなく健康さえも脅かす可能性が…。公正取引協議会の表記の落とし穴も興味深い内容でした。後半は養蜂のイロハが書かれていて、これから始めようと思っている私には非常に参考になりました。2014/11/25
ichi
23
【図書館本】安いハチミツには加糖してあることが多く本物のハチミツと出会うためにはそれなりの値段のものを推奨。また国産ハチミツは全ハチミツの5%ほどしかなく、「国産純粋ハチミツ」と表示されていても外国のハチミツも混ぜてあることがある。見分ける事が困難なので顔の見える生産者から購入することをお勧め。養蜂の仕方も載っており飼ってみたい。と少し思ってしまいましたが、環境的に無理でしょう。2018/01/14
Sakie
16
日本のハチミツ事情及びミツバチの飼育に詳しい。日本のハチミツの規制が異常に緩いために、本物のハチミツを店頭で見分けるのは難しい。しかし養蜂ブームのおかげか、最近は自家製の本物のハチミツを手に入れることはより容易になったと感じる。時間が経てば必ず結晶化することや、花粉が含まれるので完全透明ではありえないことなど、見分け方も参考になった。西洋ミツバチに比べ、日本ミツバチは常緑樹や薬草の蜜源を好むという。病気にも強い。こうして比較されると、やはり日本ミツバチのハチミツを食べたいし、いずれ日本ミツバチを飼いたい。2019/10/20
MOKIZAN
11
日本ミツバチしか棲息してなかった対馬で、ツマアカスズメバチの上陸により、島内で絶滅危機に瀕し、養蜂業者が壊滅的被害を受けている現状から、ミツバチとその関連商品の何たるかについて、改めて知識を持とうと思い入手。本書の「危ない」は輸入品の安全性、国内品を含めたその純度、それらを踏まえた上での、より良い商品の見極め方が主題であった。それについては十分参考になりました。養蜂業の将来については参考にはならない。(蜜蜂については、ネオニコチノイド農薬の件も日本国内では、全く調査データーが公にされてこないと感じる)2016/01/02
ジュリ
2
高温加熱されていて成分が失われているハチミツや農薬の心配があるハチミツなどが出回っている。本当にいいハチミツは高価。2019/09/27




