目次
第1章 地獄とは何か―八大地獄と『正法念処経』
第2章 等活地獄と黒縄地獄―殺生と偸盗の罪
第3章 衆合地獄と叫喚地獄―邪淫と飲酒の罪
第4章 大糾喚地獄と焦熱地獄―ウソつきと邪見の罪
第5章 大焦熱地獄と無間(阿鼻)地獄―修行者への邪行と五逆の罪
第6章 東西古典地獄話
第7章 子どもの躾と地獄
著者等紹介
山本健治[ヤマモトケンジ]
1943年大阪府生まれ。地獄学研究家。66年立命館大学を卒業。広告代理店・電子部品メーカー勤務を経て、高槻市会議員を二期、大阪府会議員を一期務めたのち、文筆業に転じ、現在に至る。ある取材をきっかけに掃除の大切さに目覚め、毎朝事務所近くの駅前広場周辺の掃除に精を出し、掃除に関する効用を説いた著作が多数ある。また、草の根市民活動家として環境問題に取り組むなど多才な顔をもっている。大阪・朝日放送の「おはようコールABC」のニュースコメンテーターとしても出演中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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merry
8
こちらもスミスの本棚より。清廉潔白に生きることがいかに難しいか。それにしても身体的苦痛の与え方の種類には限界がある。2015/02/23
ALBA
2
犯した罪に該当する地獄の数に比べ与えられる罰のパターンが少なく、読んでると「また同じ」と言う事が多くちょっと飽きます。著者の母親の思い出話がかなり多いんで、これも「もういいや」と思えてくる。ただ、分かり易く地獄の様子を記してあるので資料的にはまぁまぁかな。出来れば文字ばかりでなく地獄絵も入れて欲しかった。あと、ダンテの「神曲」の辺獄に関する説明は違うと思います。2011/10/07
ほしけも
0
よくこれだけの刑罰を思いつくものだ! 昔の人もエログロがすきだったんだな。
AU
0
原典の現代語訳ありがとうございます。その価値が大きいと思った。 責め苦のパターンが少なくだいたい炎による責めが行なわれる。逆に言うと、水責めとかそういうものはないわけで、辛い責め=火というイメージ形成がされている背景が気になった。2018/09/23