目次
プロローグ 「波太郎丸」の海日和
第1章 ベヨネース列岩と須美寿島―豆南クルーズ、南へ
第2章 鳥島と孀婦岩―豆南クルーズ、さらに南へ
第3章 漁師の獲り方、そして食べ方―豆南諸島の魚たち
対談・木村晋介(弁護士)―都知事は東京都である豆南諸島の海を全国のダイバーに開放してはどうか!
すいせん人・椎名誠―待望!本物の海の男の話
著者等紹介
山下和秀[ヤマシタカズヒデ]
1954年、八丈島生まれ。高校在学中に漁師となり、現在に至る。素潜りの技量に秀でた人で、椎名誠監督の映画作品「うみ・そら・さんごのいいつたえ」にも自然体で出演している。漁業のかたわら「ダイビング・ショップ 波太郎」を主宰し、八丈島と豆南諸島の海の楽しさをゆったりと発信している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうけん
5
<発> ついこないだ読んだシーナ兄いの本『遺言未満,椎名誠』にて激しく紹介されていたのがこの『東京都・豆南諸島まるごと探検』山下和秀著である。 もちろん興味津々の面白本なのだけれど今回一番僕の為になった事がひとつ。それは伊豆諸島八丈島からこの豆南諸島を経て父島/母島の小笠原諸島のさらに南に位置するたぶん東京都の最南端と云える火山列島の南硫黄島までの数々の諸島の位置関係がハッキリわかった事だ。この事は実はどんな地図を見ても,ましてやGoogle Mapごときでは絶対に載っていないのだろうと思う。 2021/01/05
yamakujira
4
伊豆諸島の南部に連なる無人島群を豆南諸島と呼ぶらしい。ベヨネーズ列岩、須美寿島、鳥島、孀婦岩と並ぶ海域を、漁場として利用していた八丈島の漁師がダイビングスポットとして開拓、知られざる海の中を見せてくれる。深海じゃないから珍奇な生物はいないけれど、ジンベイザメやクジラに会えるなんて羨ましい。鳥島でアホウドリの営巣を観察してみたいし、水深2500mから屹立している孀婦岩を目にしてみたい。でも、ダイビングに惹かれないし、なにより船酔いに耐えてまで行きたい熱意を持てないから、本書で読むだけで満足。 (★★★☆☆)2018/09/09
ゆふいん
0
子供の頃から地図の上では見てきた"ベヨネース列岩""須美須島"…どんな島で、周囲はどんな感じなのかようやく分かった。ダイビングやってみたいなあ。2009/08/08
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- 和書
- 漱石に見る愛のゆくえ