内容説明
北京から西部国境のアラシャン峠まで壮大な鉄路の記録。
目次
プロローグ 夢のシルクロード鉄道への序奏
第1章 北京西駅に発車ベルが鳴り、T69列車が出発
第2章 黄河がはぐくむ大地を、西へひたすら西安まで
第3章 本格的シルクロードを、長城をこえて敦煌まで
第4章 砂漠を走りぬけ、いよいよ西端の国境の駅へ
エピローグ まさに遙か、シルクロード鉄道
著者等紹介
池上正治[イケガミショウジ]
1946年新潟県生まれ。1970年東京外国語大学中国科卒業。中国に関する著述・翻訳のかたわら東アジア医学の研究・交流につとめる
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感想・レビュー
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のぶさん
1
江蘇省の連雲港からオランダまで、鉄道がつながっていて、直行のコンテナ列車も走るらしい。そんな旅客列車はないので、北京からウルムチまでの寝台列車と、連雲港・鄭州間のローカル列車とウルムチからカザフスタンとの国境のアラシャン峠までの列車でつなぐ。鉄道そのもののの話、沿線の街の話、それにまつわる歴史の話がバランスよく配合されていて、面白かった。開封、洛陽、咸陽、西安、敦煌、等々、歴史上の街の今も描かれていて楽しい。2014/10/03
ジュースの素
0
いろいろに詳しい方だからか、やたらに説明や蘊蓄が多くて紀行感が薄い。途中で逃げ出した。2023/04/23