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築地居留地の料理人―宣教師マダム・ペリーの料理レシピ126

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  • サイズ A5判/ページ数 147p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883138555
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

内容説明

これが西洋料理の事始め!?明治16年、宣教師館の元サムライ料理人が遺した開化の料理手引き126。子牛の頭半分、羊の腎臓四つ、豚生まれて三日以内のもの殺して間もなく用うべし…などの豪快レシピが満載!

目次

スープ拵え方
肴(魚)
牛肉 子牛 羊肉 豚
鳥 獣の類
野菜の類
ソースの類
菓子
セーブリー アンド 卵等

著者等紹介

野村高治[ノムラタカハル]
1850(嘉永3)年、旧松代藩(現・長野市)に生まれる。明治初期に上京、同7年台湾出征。同10年ごろから築地居留地で米国系聖公会の宣教師館に料理人兼従僕として約20年勤務。その後西洋料理店を開くが失敗。大正期から一人娘の稼ぎ先で暮らし、1931(昭和6)年青森県弘前市で80歳で死亡

村上百合子[ムラカミユリコ]
1922(大正11)年、青森県弘前市生まれ。旧姓彌富。東京女高師(現・お茶の水女子大学)を1943(昭和18)年卒業。教職を経て1947年結婚。夫の赴任先の広島大学水畜産学部(現・生物生産学部)や実験所で無給の助手を務める。夫の死後、英検1級、仏検2級を取得

村上隆[ムラカミタカシ]
1949(昭和24)年、千葉県館山市生まれ。3歳から広島県福山市で育つ。広島大学教育学部付属福山高校を経て京都大学法学部を1974(昭和49)年卒業。新聞社に勤務し、関連会社を2014(平成26)年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

10
明治初期、築地居留地に住んでいた女性宣教師マダム・ペリーの料理人野村高治が遺した西洋料理のレシピを、彼の孫と曾孫が編纂したもの。レシピの資料的価値は大きいと思われるが、これをもとに料理を作ろうというのはちょっと無理かな。他には、マダム・ペリーが当時書いていた報告書、元は武士だった野村の経歴なども収録されている。青山学院、立教、明治学院等ミッションスクールや、聖路加国際病院の歴史にも関わってくるため、関係者にとっては当時を知るのに貴重な一冊になるのでは。2017/10/30

やぎたに

0
明治16(1883)年の洋食レシピのほか、1890年代の築地を拠点にした米国聖公会(American Episcopal Mission)の伝道活動が垣間見られる点で貴重。いったいPerry姉妹の在日時期は? 興味を感じて調べてみたところ、姉妹での来日は1889年10月、姉Annaの帰国は1900年3月と判明(Fannyの帰国年不明)。つまりレシピとペリー姉妹は無関係(それでレシピの価値が減じるわけではないが)。なお姉アンナが残した日英会話集(1901)に「おらくさん」や「野村」が登場するのはおもしろい。2020/10/21

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