内容説明
人を熱中させる装置、“テレビゲーム”を通じてプレイする側の人間性と現代の社会状況、さらには文化を考える。
目次
序章 テレビゲームの誕生と現在―次世代ゲーム機戦争へ
第1章 「ローグ」から「ドラクエ」まで―人気RPGの系譜
第2章 戦争ゲームの論理と倫理―シミュレーションされる「もの」
第3章 さまよえる戦車軍団―「パンツァーカイル」の弧独な戦い
第4章 「ラクター」は語る―コンピュータの「狂気」
第5章 趣味としてのAVG―「ねじ式」「弟切草」の妖しい世界
第6章 テレビゲームとキャラクター―マリオの正体?
第7章 麻雀ゲームと対人麻雀―清潔さと猥雑さと
第8章 アダルト向けゲーム―記号としての性
第9章 デスクトップの中のペット―「アクアゾーン」を飼う
第10章 生老病死とゲーム―「ライフ&デス」のホラー度
第11章 VRとAR―『クラインの壷』が生む恐怖
第12章 アナザーワールドのへの誘い―インタラクティビティーの魅力
第13章 対戦型ゲーム―子どもたちの新しい人間関係
第14章 二人のゲームデザイナー―クリス・クロフオードとウイル・ライト
第15章 テレビゲームに未来はあるか?―結びにかえて