出版社内容情報
本書は、16世紀初頭にメキシコへ渡ったスペイン人入植者フアン・インファンテとその子孫三代の1世紀におよぶ家族の歩みを、さまざまな史料から再構成する。新天地での成功を夢見た野心溢れる若者が、植民地支配の駒としての役割を担いつつ、土地に根を下ろして始まるインファンテ家の家族史から植民地社会の変貌を描く社会文化史である。
はじめに
序章┃新世界へ
第一節 フアン・インファンテの出自
第二節 キューバ島での少年期
第三節 メキシコへ(一五二二年)
第一章┃初代フアン・インファンテ―エンコメンデーロからアセンダードへ
第一節 エンコメンデーロへの道のり
第二節 大エンコメンデーロの暮らしぶり
第三節 アシエンダの形成
補説1 先住民人口の推移と先住民保護策
補説2 センソ―植民地社会のクレジット(信用貸し)と教会の役割
第二章┃妻カタリーナ・デ・サマニエゴの出自―カスティーリャの古都にて
第一節 サマニエゴ家
第二節 国王秘書官フアン・デ・サマノ
第三節 大西洋を挟んだ家族の連携
第三章┃二代目と争いの連鎖
第一節 インファンテ家の子どもたち
第二節 マヨラスゴと教会への援助
第三節 争いの始まりと不運なできごと
補説3 一七世紀の危機
補説4 アシエンダ制
第四章┃没落への道とアシエンダの行方
第一節 マリアナ・インファンテ・サマニエゴと財産の競売
第二節 エンコミエンダの相続と女性
第三節 アシエンダの衰退
第四節 インファンテ家最後のひとびと
補説5 人種の混淆
第五章┃先住民とのかかわり―支配者として隣人として
第一節 エンコメンデーロから地元権力者へ
第二節 タラスコ地域の先住民村落
第三節 村の教会堂と病院礼拝堂―インファンテ家の墓碑銘
終章┃考察
おわりに┃
索引
略号一覧
度量衡と貨幣の換算
参考文献目録
注
【目次】
はじめに┃1
序章┃新世界へ 7
第一節 フアン・インファンテの出自 9
第二節 キューバ島での少年期 11
第三節 メキシコへ(一五二二年) 16
第一章┃初代フアン・インファンテ―エンコメンデーロからアセンダードへ 19
第一節 エンコメンデーロへの道のり 19
1 エンコミエンダ拝領(一五二八年) 19
2 植民地統治機構の骨格 27
3 ミチョアカンの混乱(一五二九~三一年) 29
4 エンコミエンダをめぐる裁判と運命の転換(一五三一~三八年) 33
5 バスコ・デ・キロガとの衝突(一五三九年) 39
第二節 大エンコメンデーロの暮らしぶり 48
1 エンコミエンダ(一五五四年) 48
2 暮らしぶり 52
3 フランシスコ会への援助 54
第三節 アシエンダの形成 57
1 アセンダード(アシエンダ所有者)へ 57
2 遺産と寄進 60
補説1 先住民人口の推移と先住民保護策 63
補説2 センソ―植民地社会のクレジット(信用貸し)と教会の役割 67
第二章┃妻カタリーナ・デ・サマニエゴの出自―カスティーリャの古都にて 71
第一節 サマニエゴ家 73
1 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 73
2 系譜と市政のなかのサマニエゴ家 77
3 姻戚関係 80
4 職業と収入源 88
5 イダルゴの証明 89
第二節 国王秘書官フアン・デ・サマノ 93
1 インディアス枢機会議とフアン・デ・サマノ 93
2 ルーツと栄達 97
3 マヨラスゴ 100
4 インディアスとのかかわり 104
第三節 大西洋を挟んだ家族の連携 107
第三章┃二代目と争いの連鎖 111
第一節 インファンテ家の子どもたち 112
1 結婚 112
2 市参事会役職と官職 118
3 土地の下賜 121
第二節 マヨラスゴと教会への援助 124
1 インファンテ家のマヨラスゴ 124
2 教会への援助 126
第三節 争いの始まりと不運なできごと 129
1 エルナンド・インファンテ・サマニエゴの遺産をめぐる争い 129
2 ルイス・インファンテ・サマニエゴへの死刑判決 131
3 フアン・インファンテ・サマニエゴの死をめぐる疑惑 132
4 聴訴官ペドロ・ファルファン―新たな族長 135
5 フランシスカ・インファンテ・サマニエゴの結婚 139
補説3 一七世紀の危機 153
補説4 アシエンダ制 160
第四章┃没落への道とアシエンダの行方 165
第一節 マリアナ・インファンテ・サマニエゴと財産の競売 166



