内容説明
その風景画に宿るのは、神の秩序としての幾何学。十九世紀初期、ドイツ近代絵画の幕開けを導いた画家フリードリヒの世界観はどのように形成され、作品に昇華したのか。素描から本画へと至る過程、ロマン主義の幾何学に立脚した画面構成の流儀を詳細に分析し、その信条と手法に深く迫る。
目次
1 はじめに
2 生涯
3 初期の素描
4 セピア画―画面構造の基本原則の発展
5 転換点―《テッチェンの祭壇画》と《海辺の修道士》
6 シュライアマハーとフリードリヒの宗教性
7 フリードリヒとロマン主義の数学
8 構想の実践
9 画家仲間―カール・グスタフ・カールスとヨハン・クリスティアン・クラウゼン・ダール
10 主要作品の解説
著者等紹介
ブッシュ,ヴェルナー[ブッシュ,ヴェルナー] [Busch,Werner]
1944年プラハ生まれ。テュービンゲン、フライブルク、ウィーン大学およびロンドンのウォーバーグ研究所にて美術史を修めたのち、1981年から1988年までボッフムのルアー大学で、また1988年から2010年までベルリン自由大学で美術史学教授を務める
杉山あかね[スギヤマアカネ]
1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学、ベルリン自由大学美術史研究室にて博士号取得(哲学博士)。十九世紀ドイツ・ロマン主義絵画を中心に、ドイツ語圏の近代美術研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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