内容説明
映画、テレビ、ヴィデオ、コンピュータ、インターネット…技術の革新はつねにアーティストたちを刺激してきた。アヴァンギャルドの時代からネット時代のYouTubeまで、映像作家であり教育者でもある著者が自身にインパクトを与えた実験映像作品を振り返り、未来の映像アートを考えるための視点とヒントを提示する。
目次
第1章 映画前史・前衛映画(映画前史から;デュシャンの“アネミック・シネマ”について)
第2章 実験映画・拡張映画・ヴィデオアート(マイケル・スノウの“WAVELENGTH(波長)”について
映像パフォーマンス―拡張映画、ヴィデオアートからメディア・パフォーマンスへ ほか)
第3章 TVアート・ヴィデオアート(TVの黎明期―アーニー・コヴァックスのTV番組集について;ヴィデオアートの始まりは? ほか)
第4章 デジタル時代の映像論(デジタル時代の映像論を求めて―レフ・マノヴィッチの『ニューメディアの言語』を手掛かりに;スクリーンの系譜学―マノヴィッチの『ニューメディアの言語』から)
第5章 ミュージック・ヴィデオ研究(ポストTV時代の“ミュージック・ヴィデオ”;最近のYouTubeの状況)