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内容説明
台湾では、なぜ旧植民地支配者である日本の大衆文化が好感を持たれ、爆発的ブーム(「哈日現象」)を引き起こすことになったのか。台湾‐日本‐中国間の関係における「日本」イメージ、「中国」イメージの変化を、「脱日本化」と「中国化」、台湾人の集合的記憶やハビトゥスなど、歴史的文脈の複雑なもつれを解きほぐし、その実態を明らかにする。
目次
第1章 序論―反日、親日、あるいは哈日(哈日現象に関する先行研究の考察;問題提起:台湾における哈日現象の特殊性)
第2章 台湾における日本の大衆文化の発展史についての一考察(日本植民地時代;台湾における日本大衆文化のアンダーグラウンド時代;日本文化の解禁と哈日ブーム;結びに代えて)
第3章 「祖国」、中国化と「日本」イメージの変化(日本植民地時代における「日本」イメージと「祖国イメージ」の弁証;終戦直後、「日本」イメージの再変化;二つの集合的記憶の闘争、および日本に関する記憶の変容;結びに代えて)
第4章 消費と大衆文化によって構築された「日本」イメージ(日本文化禁止令の時代における日本大衆文化の発展;日本大衆文化が表現した「日本」イメージ;「日本」が一種のブラントになった意義とその維持;結びに代えて)
第5章 結論―虚像と実像の間
著者等紹介
李衣雲[リイウン]
東京大学大学院社会情報研究所博士課程修了。同校人文社会系研究科博士号取得。台湾・国立政治大学台湾史研究所・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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