台湾における「日本」イメージの変化、1945‐2003―「哈日(ハーリ)現象」の展開について

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台湾における「日本」イメージの変化、1945‐2003―「哈日(ハーリ)現象」の展開について

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  • サイズ A5判/ページ数 441p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883034451
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C1033

内容説明

台湾では、なぜ旧植民地支配者である日本の大衆文化が好感を持たれ、爆発的ブーム(「哈日現象」)を引き起こすことになったのか。台湾‐日本‐中国間の関係における「日本」イメージ、「中国」イメージの変化を、「脱日本化」と「中国化」、台湾人の集合的記憶やハビトゥスなど、歴史的文脈の複雑なもつれを解きほぐし、その実態を明らかにする。

目次

第1章 序論―反日、親日、あるいは哈日(哈日現象に関する先行研究の考察;問題提起:台湾における哈日現象の特殊性)
第2章 台湾における日本の大衆文化の発展史についての一考察(日本植民地時代;台湾における日本大衆文化のアンダーグラウンド時代;日本文化の解禁と哈日ブーム;結びに代えて)
第3章 「祖国」、中国化と「日本」イメージの変化(日本植民地時代における「日本」イメージと「祖国イメージ」の弁証;終戦直後、「日本」イメージの再変化;二つの集合的記憶の闘争、および日本に関する記憶の変容;結びに代えて)
第4章 消費と大衆文化によって構築された「日本」イメージ(日本文化禁止令の時代における日本大衆文化の発展;日本大衆文化が表現した「日本」イメージ;「日本」が一種のブラントになった意義とその維持;結びに代えて)
第5章 結論―虚像と実像の間

著者等紹介

李衣雲[リイウン]
東京大学大学院社会情報研究所博士課程修了。同校人文社会系研究科博士号取得。台湾・国立政治大学台湾史研究所・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くるみ

0
とても参考になった本です。台湾の今までの歴史と日本に対するイメージが色んな角度で見ることができた。特に哈日族について関心を持っていたので、戦後の日本文化が多くの制限がかかったのにも関わらず、1990年代の民主化によって一気に日本ブームになり、10年以上続いたというのがなかなか見られないのではないかと思う。台湾と日本の関係性や、台湾の日本文化の受け入れを知るにはよかったと感じさせる本です。2020/12/28

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