日本人のすがたと暮らし―明治・大正・昭和前期の身装

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日本人のすがたと暮らし―明治・大正・昭和前期の身装

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  • サイズ B5判/ページ数 535p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784883034161
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C1039

出版社内容情報

伝え残したい、近代日本の暮らしぶり
明治維新により劇的な変容を経験した日本人の身装[身体と装い]。本書は、服装や髪型にとどまらず、環境、衛生観、身体観、しぐさなど、広範な事象・できごととの対応関係のなかで、装いのあり方を展望する。日本人は舶来の品々・文化をどのように批判し、そして受けいれていったのか。新聞・雑誌記事、広告など、膨大な同時代資料によって、明治から敗戦までの日本人の日常を再現する。
245項目(各完結)/図版130点

  序文
  凡例

■装いの周辺
和・洋服の比較論/西洋人・白人羨望/廃刀令と士族 /生活水準の向上 /衣料品の価格 /教育制度の整備 /階級/身分/華族/女性の地位/男と女/キリスト教/舶来/写真の真実/絵画から写真へ/居住スタイル/畳からイスへ/照明/上水道/暖房 /環境悪臭/公衆浴場・銭湯/衣服の手入れ/繰廻し・更生/洗濯/家庭縫製/ミシ/裁縫教育/収納・管理

■身体
作法・エチケット/身体観・性/体格・体型/運動・体育/社交ダンス―上流階級の時代/社交ダンス―市民たちの時代 /姿勢・動作/すわり方/清潔・衛生・健康/病人と薬/病気・医療/障害のあるひと /皮膚害虫/入浴/排泄とその設備/小便の問題/裸体と露出/寝姿 /寝具

■美容
化粧/和風濃化粧/洋風肌色化粧/肌の手入れ・美顔術/香水/石鹸/眼の周り/歯・唇/頭髪/かつら・かもじ/化粧品/美容整形 /手とあし/床屋・理髪店/髪結い・美容院/女性断髪 /丁髷から散髪へ/男性髪型・ひげ /日本髪の時代 /消える日本髪/縦型束髪/ひさし髪/七三・女優髷/耳隠し/洋髪/パーマネントウエーブ/内巻

■アクセサリー
明治時代の宝飾品/近代後期の宝飾品/日本髪の髪飾り/束髪の髪飾り/鏡/指輪/リボン /靴/履き物と住居・建物/下駄 /草履/足袋/肩掛・ショール/前掛・白衣/明治の帽子・かぶりもの/近代後期の帽子/喫煙 /鞄・手提げ・袋物 /傘 /手拭・タオル/時計/眼鏡

■素材と装い
和服地一般/きものの柄/木綿地/縮緬・御召・銘仙/大島紬/縞・小紋/羅紗・モスリン /ネル・セル/皮革・毛皮 /人絹・スフ /レース・ニードルワーク/ニット・メリヤス /毛糸編・セーター/男性洋服一般/ネクタイとカラー/フロックコートから背広へ /フィット/女性洋服一般/アンダウエア/シャツ/女性下ばき/簡単服・アッパッパ /女性ズボン・もんぺ/和服の構造 /和装の変容 /女性和服/薄もの/女性雨合羽 /女性コート/帯―お太鼓の周辺/帯締めの工夫と変容/羽織/きものの襟 /襲ね /女性の袴/ゆかた/訪問着 /襦袢・長襦袢 /男性羽織袴 /家紋 /男性和服/男性外套 /半天/股引/男性下ばき /着方着こなし/改良服・服装改良/国民服/婦人標準服/貧しいひとびと/かまわない人/老いの姿

■着るひととTPO
神社と神主さん/お寺と坊さん/芸者/花柳界/女優/歌舞伎役者/女給 /ダンサー/花魁・娼婦・遊廓/明治の学生 /昭和の学生/女学生/モダンガール/職場の制服 /軍人 /警察官 /囚人 /やくざ・遊び人/火消し・鳶 /労働するひとびと/職人・人夫/人力車夫/丁稚・手代・番頭/職業婦人/女中 /女教師/看護婦/出産・授乳/子どものふだん着/子どもの晴着/子どもの洋服/スポーツウエア/車中のひとびと/フォーマルウエア /婚礼/通過儀礼/正月/弔い /年中行事/夏を過ごす/冬を過ごす/衣更え/雨の日 /組織と女性たち/家族と家庭の変容 /軍国化から戦時体制へ/統制の時代/戦時下の女性たち /戦時下の子どもたち/復員兵と進駐軍


■産業と流通
商品環境と流行/衣料関連産業/既製服/古着・古着屋・質屋/呉服屋/洋品店/小間物屋 /百貨店/三越/仕立屋・洋服屋 /洋裁・洋裁店/洗濯屋

■メディアと環境
情報環境/新聞・雑誌(一九世紀末)/新聞・雑誌(二〇世紀はじめ)/プレゼンテーション/映画/チャンバラと男のイメージ/帝国劇場/浅草オペラ/宝塚レビュー /舞踏会・夜会/盛り場・行楽地/芝居見物/東京の路/自転車/自動車/交通

■民族と民俗
朝鮮人・朝鮮服/中国・中国人観/中国服/ジャポニズム/東京人の見た関西/大阪 /阪神間モダニズム/東京の学校 /東京の楽しみ/山の手と下町 /銀座/横浜

■装いから人へ
年齢観/身だしなみの周辺/高尚な世界/美しいひと/好色・猥褻 /エロ取締りの時代 /流行とファッション

  あとがき

大丸 弘[ダイマルヒロシ]
1933年、横浜生まれ。国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。
 東京大学文学部美学・美術史学科卒。関西女子美術短期大学、大阪樟蔭女子大学を経て、1979年より国立民族学博物館に勤務し助教授、教授を経て、現職。1979年?1995年まで国立民族学博物館大丸研究室にて、現〈服装・身装文化資料デジタルアーカイブ〉をMCDプロジェクト代表として構築、公開。
 主な著書に、「西欧人のキモノ認識」(『国立民族学博物館研究報告』8巻4号、1984年)、『国立民族学博物館研究報告 別冊4号 西欧型服装の形成―和服論の観点から』(1987年)、『服飾関連図書目録 明治元年?昭和23年』(共編、日外アソシエーツ株式会社、1995年)など多数。

高橋晴子[タカハシハルコ]
1948年、神戸生まれ。国立民族学博物館外来研究員およびMCDプロジェクト代表。
 神戸親和女子大学文学部英文学科卒。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程文化表現論修了。大阪樟蔭女子大学衣料情報室にて服装・ファッション情報サービス活動に従事し、国立民族学博物館大丸研究室(1996年?久保研究室が引き継ぐ)とともに〈服装・身装文化資料デジタルアーカイブ〉を構築・公開し現在に至る。2001年4月より教職につき、大阪樟蔭女子大学学芸学部講師、助教授、教授、国立民族学博物館文化資源研究センター客員研究員、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教授を経て、現職。
 著書に『近代日本の身装文化―身体と装いの文化変容』(三元社、2005年)、『年表 近代日本の身装文化』(三元社、2007年)、『服飾関連図書目録 明治元年?昭和23年』(共編、日外アソシエーツ株式会社、1995年)など多数。

内容説明

伝え残したい、近代日本の暮らしぶり。明治維新により劇的な変容を経験した日本人の身装(身体と装い)。本書は装いのあり方を、服装や髪型にとどまらず、環境、衛生観、身体観、しぐさなど、広範な事象・できごととの対応関係のなかで展望する。日本人は舶来の品々・文化をどのように批判し、そして受けいれていったのか。新聞・雑誌記事、広告など、膨大な同時代資料によって、明治から敗戦までの日常を生き生きと再現する245話。

目次

装いの周辺
身体
美容
アクセサリー
素材と装い
着るひととTPO
産業と流通
メディアと環境
民族と民俗
装いから人へ

著者等紹介

大丸弘[ダイマルヒロシ]
1933年、横浜生まれ。国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。東京大学文学部美学・美術史学科卒。関西女子美術短期大学、大阪樟蔭女子大学を経て、1979年より国立民族学博物館に勤務し助教授、教授を経て、現職。1979年~1995年まで国立民族学博物館大丸研究室にて、現“服装・身装文化資料デジタルアーカイブ”をMCDプロジェクト代表として構築、公開

高橋晴子[タカハシハルコ]
1948年、神戸生まれ。国立民族学博物館外来研究員およびMCDプロジェクト代表。神戸親和女子大学文学部英文学科卒。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程文化表現論修了。大阪樟蔭女子大学衣料情報室にて服装・ファッション情報サービス活動に従事し、国立民族学博物館大丸弘研究室(1996年~久保正敏研究室が引き継ぐ)とともに“服装・身装文化資料デジタルアーカイブ”を構築・公開し現在に至る。2001年より大阪樟蔭女子大学学芸学部講師、助教授、教授、国立民族学博物館文化資源研究センター客員研究員、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kazuko Ohta

14
手前味噌ながら、本書の出版にたずさわりました。明治から昭和前期にかけての「身体と装い」に関する事象をテーマ別に取り上げています。服飾のみならず、たとえば入浴や排泄に関する問題も。具体的には例えば、その頃の女性が日に何度もトイレに行くのは行儀が悪いとされた話なんてのもあります。膀胱炎になるっちゅうねん。裸はハレンチという時代、展覧会で裸体画が取り締まられた話など、上品ではあるけれどいわゆる「下ネタ」が、出版に至るまでに読んでいて楽しかったということを白状します(笑)。当時の新聞や雑誌の挿絵も見ていて楽しい。2017/11/28

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