教養のヘーゲル『法の哲学』―国家を哲学するとは何か

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教養のヘーゲル『法の哲学』―国家を哲学するとは何か

  • 佐藤 康邦【著】
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  • 三元社(文京区)(2016/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 141p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883034116
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

ヘーゲルは、『法の哲学』の主題を「自由」であると語っている。
国家、社会を哲学の立場から論ずるということは、国家、社会、そして文化一般を、人間とはいかなるものか、とりわけ人間の考える能力というものはどのようなものかという所にまで引きつけて検討することである。本書は、四角四面に構えて、国家、社会を論ずるということを逸脱した、読者の微苦笑を誘うような「人間通」ヘーゲルという側面を表面に取り出しつつ、難解きわめるヘーゲル『法の哲学』をときほぐし、その全体像を分かり易く解説し、本棚の奥で埃のなかに埋もれさせておくには余りにも惜しいと言うべき、豊穣かつ新鮮な知を提示する。

第1部 近代国家の現実と哲学―ヘーゲル『法の哲学』を手引きとして?
?. なぜ、今、ヘーゲル『法の哲学』か
A. 国家哲学?
【人文科学としての哲学的国家論】/【modern(モダーン)とは?】
B. 生哲学としての『法の哲学』
C. 法と自由?
【ヘーゲルは自由の味方? 自由の敵?】?
?. 『法の哲学』の基本?
?. 自然法と実定法?
A. 自然法思想?
【自由と自然法】
B. 実定法思想
C. 法の歴史的性格?
【自由の三段階】

第2部 ヘーゲル『法の哲学』
?. 抽象法
A. 所有?
a. 所有と自由
b. 人格と所有
【自己の肉体の所有】
c. 所有権の確立と時効?
d. 所有の放棄?
e. 不法?
f. 刑罰
?. 道徳
A. 道徳と自由?
【道徳と主観】/【カント倫理学における当為と自律】
B. 道徳の三段階
i. 故意?
ii. 意図
iii. 良心
?. 人倫
【道徳から人倫へ】/【人倫】
A. 家族?
a. 婚姻?
【性愛と婚姻】/【結婚式】/【人倫的婚姻とロマン主義】
b. 男と女の性役割の相違?
c. 家族の資産?
d. 家族の解体
【子供の教育】
e. 遺産相続
B. 市民社会
【国家と市民社会】/【外面的国家】?
a. 欲求の体系
【欲求と労働の分化】/【経済法則と見えざる手】/【資産の不平等】/【ビルドゥング】/【プラトンの『国家』への批判】/【職業身分】
b. 司法?
【司法と市民社会】/【裁判】/【陪審員裁判】
c. 行政と職業団体?
【欲求の体系の暗部への対策】/【ポリツァイ(行政)】/【職業団体】
C. 国家?
【人倫的理念の現実性としての国家】?/【国家における自由】/【国民国家】
A. 国内法?
i. 国内体制?
【有機体としての国家】/【国家と市民社会の分離】/【愛国心】/【宗教と国家】/【三権分立】
a. 君主権(die f?rstliche Gewalt)
b. 統治権(Die Regierungsgewalt)
c. 立法権(Die gesetzgebende Gewalt)
【ヘーゲルの立法権論と議会】/【議会の役割の虚像と実像】
ii. 対外主権?
a. 戦争と平和
【国家主権と戦争】
B. 国際法?
【戦争と平和】/【国際法】
C. 世界史?
【法廷としての歴史】/【歴史哲学】
その後のヘーゲル『法の哲学』
【後代への影響】

あとがき

佐藤康邦[サトウヤスクニ]
東京大学名誉教授、放送大学客員教授。
専攻、倫理学・哲学
主な著書(単著)
 『ヘーゲルと目的論』(昭和堂) 1991 年
 『絵画空間の哲学―思想史のなかの遠近法』(三元社) 1992 年
 『カント『判断力批判』と現代―目的論の新たな可能性を求めて』(岩波書店)2005年(第18回和辻哲郎文化賞受賞)
 『哲学への誘い』(放送大学教育振興会) 2008 年
 『哲学史における生命概念』(放送大学教育振興会) 2010 年
 『近代哲学の人間像』(放送大学教育振興会) 2012 年
 『様式の基礎にあるもの』(三元社)2013年
 その他

内容説明

ヘーゲルは、『法の哲学』の主題を「自由」であると語っている。国家、社会を哲学の立場から論ずるということは、国家、社会、そして文化一般を、人間とはいかなるものか、とりわけ人間の考える能力というものはどのようなものかという所にまで引きつけて検討することである。本書は、四角四面に構えて、国家、社会を論ずるということを逸脱した、読者の微苦笑を誘うような「人間通」ヘーゲルという側面を表面に取り出しつつ、難解きわめるヘーゲル『法の哲学』をときほぐし、その全体像を分かり易く解説し、本棚の奥で埃のなかに埋もれさせておくには余りにも惜しいと言うべき、豊穣かつ新鮮な知を提示する。

目次

第1部 近代国家の現実と哲学―ヘーゲル『法の哲学』を手引きとして(なぜ、今、ヘーゲル『法の哲学』か;『法の哲学』の基本;自然法と実定法)
第2部 ヘーゲル『法の哲学』(抽象法;道徳;人倫;その後のヘーゲル『法の哲学』)

著者等紹介

佐藤康邦[サトウヤスクニ]
1944年、東京に生まれる。1973年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(2005年博士(文学)号取得)。現在、東京大学名誉教授、放送大学客員教授。専攻、倫理学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アブーカマル

3
ヘーゲル「法の哲学」の導入として読んだ。 大体の骨子は分かったし、現代を考えるための視点も与えられていて面白い。だが西研氏の本もそうなのだが思うにヘーゲルはポストモダニズム的な批判が多すぎて、バランスを取るために過剰に擁護してるように思えてしまうのだ。もう少し距離が取れたヘーゲル本があるといいなと思う。2017/09/27

kakushin

0
内容はほぼ簡潔でヘーゲルの思想を紹介してきた、悪くないと思います。2018/05/21

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