内容説明
女子教育の先覚者、下田歌子が女性のほんとうの幸せを願って書き残した娘、妻、母そして一個の人としての心得。
目次
現代婦人の覚悟
婦人と慈恵
婦人と勇気
婦人と信念
婦人と宗教
婦人と教育
婦人と常識
婦人と学問
婦人と職業
婦人と手芸〔ほか〕
著者等紹介
下田歌子[シモダウタコ]
1854(安政元)年、美濃国恵那郡岩村(現・岐阜県恵那市岩村町)に生まれる。幼名鉐(せき)。16歳で上京し、翌年から宮中に出仕。その歌才を愛でられ、皇后より「歌子」の名を賜る。1879(明治12)年に結婚のために宮中を辞した後は、華族女学校(現・学習院女子中・高等科)開設時に中心的役割を果たすなど、女子教育者として活躍。1893(明治26)年から2年間欧米各国の女子教育を視察、帰国後の1899(明治32)年、広く一般女子にも教育を授けることをめざして、現在の実践女子学園の前身にあたる実践女学校および女子工芸学校を設立。女子教育の振興・推進に生涯尽力し続けた。1936(昭和11)年没
伊藤由希子[イトウユキコ]
実践女子学園下田歌子研究所主任研究員。1975年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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