内容説明
ベル・フックスのアメリカ黒人現代アート批評、待望の邦訳。白人至上主義的・資本主義的・家父長制による排他的な視覚の政治学が深く浸潤する現代アートとその批評、システムの内部にメスを入れ、真の黒人の美学を開示する。
目次
序 芸術の重要性
わが心の芸術
魂の詩学―芸術はみんなのもの
アリソン・サールとアートについて語る
生贄の祭壇―バスキア再考
転覆させる美―異議申し立ての新しい形式
栄光の中で―黒人の生活の中の写真
失われた故郷を求めて
キャリー・メイ・ウィームスとアートについて語る
差異と向き合うこと―黒人女性の身体〔ほか〕