内容説明
私たちは、文章をどのように読んでいるのだろうか?小学校から大学入試までひたすら受けてきたあの「国語」の試験。私たちの「読み」は、その「国語」の試験によって形作られてきたのではないか?「国語」の大学入試問題の変遷から日本語を考える。
目次
第1章 試験とは何なのだろう(試験の憂鬱;過去形で語られる「大学入試」 ほか)
第2章 戦前の試験(試験という制度;近代日本と試験 ほか)
第3章 戦後の入試問題(戦後の教育課程と試験制度;エリートの残照(一九四五年~五九年) ほか)
第4章 入学試験の現在と日本語の未来(試験問題の問題;論述問題の問題 ほか)
著者等紹介
鈴木義里[スズキヨシサト]
1953年生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。専門は社会言語学・言語政策。フィールドは日本とインド。大正大学・表現学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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