内容説明
メディアなどで「当たり前」のように語られていること(談話)を、批判的に分析し、それらの談話が持つ権力性、イデオロギー性を明らかにし、社会的差別、抑圧、不平等などと実践的に闘うための入門書。
目次
第1章 批判的談話分析とは何か?―CDAの歴史、重要概念と展望
第2章 理論、方法論、そして政治の間で―CDAアプローチを位置づける
第3章 談話と知―批判的談話分析および装置分析の理論的、方法論的側面
第4章 談話の歴史的アプローチ
第5章 学際的なCDA―多様性を求めて
第6章 社会科学研究におけるひとつの方法論としての批判的談話分析
第7章 行為とテクスト―社会的(相互)行為におけるテクストの位置と媒介された談話の分析と社会的行為の問題を統合的に考える
著者等紹介
野呂香代子[ノロカヨコ]
ベルリン自由大学言語センター(日本語講座)教員。専門は社会言語学、日本語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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