出版社内容情報
「春蘭、頼むから、消えてくれるな……!」
流行り病は、華安の守り神を救い沈静化した。
だがその直前、占師として出席した宴で皇帝・沸儀に気に入られた春蘭は後宮に呼ばれることに。不満げな仲望を見て、神の頃には抱かなかった感情を覚え戸惑う春蘭。そして遂に《真名》を盗んだ仲望の兄・玄楽が姿を見せる。更に、皇帝派と太子派の戦いも宮中に飛び火して……。
人気シリーズ完結!
内容説明
流行り病は、華安の守り神を救い沈静化した。だがその直前、占師として出席した宴で皇帝・沸儀に気に入られた春蘭は後宮に呼ばれることに。不満げな仲望を見て、神の頃には抱かなかった感情を覚え戸惑う春蘭。そして遂に“真名”を盗んだ仲望の兄・玄楽が姿を見せる。更に、皇帝派と太子派の争いも宮中に飛び火して…。人気シリーズ完結!
著者等紹介
九条菜月[クジョウナツキ]
8月11日生まれ。『ヴェアヴォルフ オルデンベルク探偵事務所録』にて、第二回C★NOVELS大賞特別賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
32
華安の守り神を救い沈静化した流行り病。だがその直前、占師として出席した宴で皇帝・沸儀に気に入られた春蘭は後宮に呼ばれてしまう第三弾。不満げな仲望を見て、神の頃には抱かなかった感情を覚え戸惑う春蘭。怠惰を悔いつつ鍛錬に励む仲望。遂に姿を見せる《真名》を盗んだ仲望の兄・玄楽。そして猩猩緋の存在を背景とした皇帝派と太子派の戦いによる混乱の中での決着。ボリュームのわりに登場人物が多く様々なエピソードが描かれていましたけど、その中でも黎貴妃と楊秀あたりの存在感は大きかったですね。春蘭と仲望の結末も悪くなかったです。2023/04/24
はなりん
14
完結巻。全て円く収まった。春蘭が守り神になった経緯、仲望の兄が春蘭を狙った理由、猩猩緋の正体、皇帝と太子の争いの決着など、全てが詰め込まれた最終巻でした。そして、仲望と春蘭の関係が幸せな結末で良かった。春蘭は300年も一人で頑張ってきたので、幸せになって良かった。2023/07/08
みどり
7
もともとが「ノベルズ5巻」だったので、あれ?と思ってしまった。 大団円ではあるのだが、もう一度「ノベルズ版」を読み返したくなった。2023/04/01
あずとも
5
遂に《真名》を盗んだ仲望の兄・玄楽が姿を見せる。更に、前作の宴で皇帝・沸儀に気に入られ後宮に呼ばれていた春蘭も宮中の皇帝派と太子派の戦いに巻き込まれ。シリーズ完結。登場人物が意外と多くなかなか把握出来なかった。2023/03/26