内容説明
ドイツの革新的ダンスカンパニー、タンツテアター・ヴッパタール。2009年に急逝した振付家ピナ・バウシュとダンサーたちの創造の現場とかれらのパーソナリティーをカンパニーのドラマトゥルクがつぶさに語る。カンパニーが独自のスタイルを完成させていった1970・80年代の貴重な記録。舞台と稽古場の写真を多数収録。
目次
わたしのもとへ 一本の枝、一枚の壁―ピナ・バウシュとそのタンツテアターについての試論
“純潔伝説”―いくつかのリハーサル中の観察、メモ、経験
ロルフ・ボルツィク―一九四四年七月二九日‐一九八〇年一月二七日
“カフェ・ミュラー”―連想
「何をしてもかまわない。笑ってもいい、泣いてもいい」―ダンサー メリル・タンカードのポートレート
“ワルツ”―リハーサルでの問いかけ、テーマ、キーワード
イサベル・リバス・セルラ―一九五九年五月二九日‐一九八三年十二月十四日
“山の上で叫び声が聞こえた”―リハーサルのメモ
“ツー・シガレッツ・イン・ザ・ダーク”―リハーサル日記
カスパールと僧侶―ダンサー ドミニク・メルシィの肖像〔ほか〕
著者等紹介
ホーゲ,ライムント[ホーゲ,ライムント][Hoghe,Raimund]
フリーのジャーナリストとして、「ディ・ツァイト」紙、「テアター・ホイテ」誌、西ドイツラジオ放送に寄稿している。1980年からタンツテアクー・ヴッバータールのドラマトゥルクに就く。賞としてはテオドール・ヴォルフ賞とノルトライン・ヴェストファーレン州の文字推進賞を受ける
ヴァイス,ウリ[ヴァイス,ウリ][Weiss,Ulli]
1976年からフリーの女性写真家として活動
五十嵐蕗子[イガラシフキコ]
1944年東京都生まれ。1972年早稲田大学博士課程修了。ドイツ語ドイツ文学専攻。非常勤講師を経て、国立音楽大学准教授を最後に2009年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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郁乎