内容説明
台湾・韓国・沖縄における日本語支配のあり様を多角的に検討し、その支配が、現在に至るまでの歴史のなかで、いかに脱却されてきたのか、あるいは変質してきたのかを跡づける試み。
目次
台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか
第1部 台湾―切断と継承(反植民地主義と近代化―国語「同化」教育の再検討;植民地期台湾人の「知」的体系―日本語に「横領」された「知」の回路 ほか)
第2部 韓国―抗争と戦略(日本語との抗争から和解へ―韓国での日本語をめぐる言語編成史・概説;「日本語」という「配電システム」―その複製と継承と ほか)
第3部 沖縄―継続する戦争(戦時を生きる―沖縄と「日本語」をめぐる断章;「日本語」「日本民族」の編成でいかに翻弄されたか―沖縄の郷土史家・島袋全発の軌跡 ほか)
第4部 日本語の現在―誰の言葉か(主流派の言葉と公共の言葉―言葉の教育の向かうところ;“日本語問題”への序奏―“国民”の詩と歌謡 ほか)
著者等紹介
古川ちかし[フルカワチカシ]
東海大学文学院日本語文学系教員
林珠雪[リンシュセツ]
東海大学文学院日本語文学系教員
川口隆行[カワグチタカユキ]
東海大学文学院日本語文学系教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- お金の流れで読む 日本と世界の未来 -…
-
- 電子書籍
- 神望町つくも神小学校 新米先生はじめま…