台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか―言語支配のもたらすもの

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  • サイズ A5判/ページ数 241p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883031993
  • NDC分類 810.9
  • Cコード C1080

内容説明

台湾・韓国・沖縄における日本語支配のあり様を多角的に検討し、その支配が、現在に至るまでの歴史のなかで、いかに脱却されてきたのか、あるいは変質してきたのかを跡づける試み。

目次

台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか
第1部 台湾―切断と継承(反植民地主義と近代化―国語「同化」教育の再検討;植民地期台湾人の「知」的体系―日本語に「横領」された「知」の回路 ほか)
第2部 韓国―抗争と戦略(日本語との抗争から和解へ―韓国での日本語をめぐる言語編成史・概説;「日本語」という「配電システム」―その複製と継承と ほか)
第3部 沖縄―継続する戦争(戦時を生きる―沖縄と「日本語」をめぐる断章;「日本語」「日本民族」の編成でいかに翻弄されたか―沖縄の郷土史家・島袋全発の軌跡 ほか)
第4部 日本語の現在―誰の言葉か(主流派の言葉と公共の言葉―言葉の教育の向かうところ;“日本語問題”への序奏―“国民”の詩と歌謡 ほか)

著者等紹介

古川ちかし[フルカワチカシ]
東海大学文学院日本語文学系教員

林珠雪[リンシュセツ]
東海大学文学院日本語文学系教員

川口隆行[カワグチタカユキ]
東海大学文学院日本語文学系教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ピジョンおよびクレオール語を考察するレポートの参考になるかとおもって読みました。結果、日本語はスペイン語と同様、植民地におけるクレオール化はしなかった、と自分は理解しました。しかし、本来そのような趣旨の本ではありません。大学の先生が、ご自分の専門の見地から寄稿をしたものをまとめてあります。アプローチの仕方が様々なので興味深かったです。2013/08/12

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