内容説明
グローバル社会のなかで、日本人が体験する「英語現場」は確実に拡大している。それなのに、日本人の英語力はなぜ停滞しているのか?大学の英語教育、「国際学生模擬裁判」、フィンランドの英語教育、中英両語で生きる香港、NHK放送―などの「英語現場」を取材し、「使える英語」(English for cummunication)を身につけた「イナリンガル」養成と環境づくりを提唱する。
目次
第1章 私は「学」のない教授―母国語の七割を目標に
第2章 受験英語の影響―医学部英語授業の風景
第3章 日本語は英語ができない―言い訳、それとも認識不足?
第4章 英語公用語化の前に―大学英語教育の改善と英語実験都市の創設を
第5章 成果を上げるフィンランドの英語教育―インセンティヴと教員教育
第6章 英語環境整備―規制緩和と公的チェック