実現への制作学―作品と理論の相関から

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  • サイズ B5判/ページ数 287p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784883030798
  • NDC分類 720.1
  • Cコード C0071

出版社内容情報

上段に自己作品に対するエッセイとカタログレゾネを、下段に制作の不可能性に挑み続けたジャコメッティへの研究論文を配し、それら相互がシンクロしつつ、作品の「実現」をめぐる省察がなされる。谷川渥氏解説。

内容説明

一個の信念に貫かれた「可視性の謎」の追求の軌跡。小沢基弘の15年間の画業のすべて。

目次

第1部 作品の創造過程とその実現が意味するもの(作品創造の過程と未完成の問題の提起;作品実現における問題性―特に視覚と空間との関係から;バルザックの『知られざる傑作』に提示された作品実現の意味するもの;バルザックの理念の展開―P.セザンヌの晩年における「実現」の問題についての考察)
第2部 アルベルト・ジャコメッティにみられる「実現」の問題性についての考察(レアリテとの再会―アルベルト・ジャコメッティの1930年代から;覚醒の時―アルベルト・ジャコメッティの1940年代;“絶対の類似”を求めて―アルベルト・ジャコメッティの1950年代;「実現」の意味するもの―アルベルト・ジャコメッティの晩年)

著者等紹介

小沢基弘[コザワモトヒロ]
1959年愛知県一宮市生まれ。1990年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。1992年同博士課程芸術学研究科単位取得退学。1998年文化庁芸術家在外研修員(1年派遣、パリ)。現在、埼玉大学教育学部助教授(美術教育講座)
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