内容説明
第二次世界大戦後のアメリカでは、自然科学をモデルとする政治学の科学化(「政治科学」(Political Science))の理論的試みが果敢に行われ、その成果は厖大な量に上る。しかし、その内容の殆どは、「政治学方法論」と言っても過言ではない。本書では、近代政治学からアメリカ現代政治学までの流れをフォローすることによって政治学の対象と方法を明らかにした後に、現代政治学の動態を解明するための従来の政治学の基本概念の再検討を行う。
目次
第1部 政治学の現状とその学問的性格
第2部 近代国民国家の成立とその展開、およびその動態解明の学としての近代政治学の展開
第3部 現代政治学の生成
第4部 現代政治学の確立
第5部 現代政治学の展開
感想・レビュー
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