内容説明
本書は朝鮮戦争期に焦点を合わせて、東アジアの国際政治と冷戦をさまざまな角度から分析した論文集である。とくに1945年から50年代半ばまでの10年間を中心に、3つに分けて考察している。
目次
第1部 戦後東アジアの枠組み(東アジア戦後体制の成立と変容―アメリカの構想と政策を中心に;スターリン期の対アジア外交;冷戦と中国;冷戦期の日米関係)
第2部 朝鮮戦争をめぐって(朝鮮戦争とアメリカ合衆国;中国と朝鮮戦争;日本の再軍備―朝鮮戦争との関連で)
第3部 冷戦状況打破の試み(東アジアと中国―相互イメージの形成過程;中国の社会主義選択と国際環境;第一次インドシナ戦争とジュネーブ会議;東アジアの冷戦と国連―中国代表権問題を中心に)
付録 戦後東アジア国際関係年表