雪女郎

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雪女郎

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882934660
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

現実の凍土に震える者よ。六花の結晶よりも儚げな、肉の器を持つ者よ。皆川博子の祝福を受け入れるがよい。彼女の吐息は、夢幻の精霊。夜の帷にも似た抱擁と、甘やかな痛みとともに、色の無い世界も染まりゆく。唇は情念よりも朱く、血は薔薇よりも青く、死は詩のように色づいて…。儚げな、肉の器を持つ朋よ。やがて知ることになるだろう。自分の内側に注ぎ込まれたものの真の意味を。著者初の時代小説「十五歳の掟」を含む表題作、江戸民衆の情念を炙り出した「朱紋様」の2冊に加えて、単行本初収録の連作短篇を併録。

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。73年6月「アルカディアの夏」により第20回小説現代新人賞を受賞後は、ミステリー、幻想、時代小説など幅広いジャンルで活躍中。『壁―旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会協会賞(85年)、「恋紅」で第95回直木賞(86年)、「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞(90年)、「死の泉」で第32回吉川英治文学賞(98年)、「開かせていただき光栄です」で第12回本格ミステリ大賞(2012年)、第16回日本ミステリー文学大賞を受賞(2013年)

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版芸術社勤務を経て、SF・ミステリ評論家、フリー編集者として活動。編著『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)は第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

29
「夢の中に、嘘も真もあるものかね」夢は甘美であり、故に非情でもある、ということか。であるならば、夢は現の、まさしく鏡像なのだ。皆川博子の小説がそうであるように。時代小説集『雪女郎』には「少年外道」という短編が収録されている。「少女外道」と対成すタイトルで興味深い。興味深いと言えば「十五歳の掟」だ。皆川初の時代短編だという。1979年発表の作品。もう一冊の時代小説集『朱紋様』には、十一代目中村勘三郎を描いた「影隠し」がある。八代目が登場する『花櫓』を思い出す。(つづく)2021/01/13

miicha

7
とうとう読み終えてしまい寂しいですが、まだまだ未読の皆川作品が沢山あるので寂しがる必要なかったかも。皆川先生の短編が好きなのでこの巻もとても楽しく読みました。特に印象に残ったのは「十五歳の掟」ですがどのお話も独特の味わいがあって好き。エッセイも楽しかったです。次は何を読もうか楽しく悩みたいです。2017/05/22

マカロニ マカロン

6
個人の感想です:B+。『皆川博子の辺境薔薇館』を読み、皆川さんの古い作品を読んでみたいと思い借りた。500頁近い本なので、手こずるかと思ったが、短編集でもあり、とても読み易い文章で、2日ほどで読んでしまった。装丁もとても素敵で、税込み3024円もするので、とても買えないが、図書館で他のコレクションも読んでみたいと思った。皆川さんの初の時代小説という『十五歳の掟』には宮田雅之さんの切り絵も3枚挿画されており、味わいを深めている。稚児愛、愛憎劇、血の匂いとの重層的なストーリー展開は初時代作とは思えない完成度。2018/08/10

秋良

5
本当に現と幻のあわいを描くのが上手い人だと思う。瑠衣シリーズは勘違い婆の最後が分からなくてちょっと消化不良。2016/08/14

夏子

5
短編は勿論、エッセイが凄く面白い。本好きとして共感してしまう「好きと嫌いと無関心」が特に良かったです。2016/05/29

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