内容説明
ある夜更け、K産婦人科に急患がかつぎこまれた。だが患者が宿していたのは人間ではなかったのだ。神か?悪魔か?全智全能の超越存在と、産婦人科医師との凄絶な闘いが始まった。表題作「ヘロデの夜」ほか、神をテーマにした姉妹篇「ユダの海」、潜水艦に閉じ込められた少年たちの冒険を描く「プランクトン・カンサー」等、傑作サスペンスSF・全5篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
3
埋もれた、もうひとつの『神狩り』?2008/01/13
goldius
1
「ヘロデの夜」と「ユダの海」は長編化すれば「神狩り」+「弥勒戦争」みたいな傑作になっただろう。2009/04/02
ヨミトロール
0
昔、神狩りを読んだとき、本当にビックリしたんだ。でもそれからあんまり山田本は読んでない。で、今回山田コレクションに挑戦!「夢の試練」では星新一、「プランクトン・カンサー」では小松左京の雰囲気だね。著者は、SF短編を書くのに苦しんだと言ってるけど、この短編集を読んでみて、やっぱり山田正紀は素敵な作家だと思うよ。2015/01/24