内容説明
「天声人語」を書きつづけて、流麗達意の文章を世に謳われた著者の昭和への挽歌。
目次
「余白」も生きるに価する
忘れ得ぬ「明治の男たち」
二・二六事件秘話
飛騨の母校の歌
昭和天皇と自然
忠臣蔵の役者の年齢
敬老の日と長寿翁まんだら
おかしな同時代人
天皇と消防
5、60歳壮年社長らの突然死
厳島から山陰の旅―柿本人麻呂・死の謎
玄冬と立春の同居
鬼さん さようなら
「時」の百面相
樹々の物語
萩の花、正倉院曝涼、桐の魔法
月のロマンと宇宙人の足跡
皇居お濛を豊富清浄に
花に“階級差”があった
国立公園の発想はロッキー山脈で生まれた
師走のドラマ―人も風景も