内容説明
ある日、著者の元に届いた便箋1葉の手紙。その日から始まった「外国人T」との交流。往復書簡に記されていたのは、形容しがたい20年に対する心の叫びだった。「外国人児童生徒の転落」と「入管施設での外国人の長期収容」の実態を、「T」の姿を通して問いかける。
目次
1 T’s Twenty Years in Japan
2 Truancy,Delinquency,and Juvenile Detention
3 Guilty Verdict and Illegal Overstay
4 Suing the Authorities:What was Being Judged and How?
5 Long‐Term Detention and the Provisional Release System
6 Discussion and Conclusion
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著者等紹介
田巻松雄[タマキマツオ]
宇都宮大学国際学部教授。国際学部附属多文化公共圏センターが運営するHANDS事業(外国人児童生徒の教育支援事業)代表。社会学博士。主な研究テーマは、日本におけるホームレス問題、東アジアにおける国際的な人の移動、外国人児童生徒の教育問題。2021年9月から栃木県宇都宮市に、主に義務教育を十分に受けることが出来なかった人や日本語が不自由な外国人が学ぶことが出来る自主夜間中学を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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