内容説明
中学サッカー部の新主将に選ばれた速人を襲う病魔。手術不能な脳幹腫瘍は容赦なく体の自由を奪っていく。速人の口から出たのは「あつらじゃなくて良かった」。ピッチに立てない速人をずっと主将として迎えた仲間へのメッセージ。母の手でつづられた1年半の闘病生活は、悲しいけれど愛と友情にあふれた青春群像絵巻ともなった。日本にはまだ、こんな素敵な中学生がいた…、いやいる。
目次
前兆
衝撃の告知
闘う覚悟
サッカーと仲間達
初めての入院
辛い治療
前向き
初めての弱音
登校
今の速人に出来ること〔ほか〕