内容説明
みすゞの遺稿を発見し、再び世に送りだした矢崎節夫が第二童謡集『空のかあさま』から60編を選び、わかりやすく鑑賞!ますます深く、ますます鮮やかな、みすゞの世界です。
目次
空のかあさま
土のばあや
花のたましい
独楽の実
いろはかるた
空いろの花
金子みすゞと第二童謡集『空のかあさま』
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
本名金子テル。1903年(明治36)、山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれる。大津高等女学校卒業。大正末期から昭和の初期にかけ、すぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」とまで称賛されながら、1930年(昭和5)、26歳の若さで世を去った。没後その作品は埋もれ、「幻の童謡詩人」と語りつがれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により512編の詩を収めた遺稿集が見つかり、没後50余年を経て出版された。そのやさしさに貫かれた詩句の数々は、今確実に人々の心に広がっている
矢崎節夫[ヤザキセツオ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学英文学科卒業。童謡詩人佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話などの世界で活躍。82年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で、第12回赤い鳥文学賞を受賞する。また、童謡詩人金子みすゞの埋もれていた原稿を見つけだし、『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版、以後その作品集の編集・出版に携っている。2003年より「金子みすゞ記念館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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