著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
本名金子テル。1903年(明治36)、山口県大津郡仙崎村(今の長門市)に生まれる。大津高等女学校卒業。大正末期から昭和の初期にかけ、すぐれた作品を発表し、西条八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで称賛されながら、1930年(昭和5)、26歳の若さで世を去った。没後その作品は埋もれ、幻の童謡詩人と語りつがれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により512編の詩を収めた遺稿集が見つかり、没後50余年を経て出版された。そのやさしさに貫かれた詩句の数々は、今確実に人々の心に広がっている
よしだみどり[ヨシダミドリ]
1969年より、日本テレビ幼児教育番組『ロンパールーム』の司会を4年間担当。88年、水墨画のはじめての個展『魅せられたままに』展を行ない、以後、『遊々』展(90、91年)、『季寄せ』展(95年)など水墨画の世界を広げている。95年より、精力的に金子みすゞの詩の世界を描き、英語対訳絵本『睫毛の虹』、ポストカード絵本『花のたましひ』(JULA出版局)を出版。日本文芸家協会会員、日本ペンクラブ会員、松蔭大学非常勤講師
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