著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
明治36(1903)年、山口県仙崎村(今の長門市)に生まれる。大正末期にすぐれた作品を発表し、西条八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで称賛されながら、二十六歳の若さで自らの命を絶つ。死後、その作品は散逸したが、五十余年を経て、童謡詩人・矢崎節夫の努力によりその作品の全貌が顕らかにされ、天才詩人として注目される
伊藤智之[イトウサトシ]
昭和42(1967)年埼玉県生まれ。東洋美術学校卒業後、印刷会社デザイン室勤務を経て、フリーのイラストレーターとなる。1989年より童画芸術協会会員として意欲的に作品を発表している
矢崎節夫[ヤザキセツオ]
童謡詩人
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
金子みすゞさんは初。独特の世界観ですね。「若き童謡詩人の巨星」とまで称賛されながら、26歳で自らの命を絶った天才詩人・金子みすゞ。2019/12/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
18日予定の5年生のブックトーク授業で、担任から3学期に勉強する金子みすゞさんの本も入れて欲しいということで選本。15編の詩 『 春の朝 / 転校生 / こだまでしょうか / 雨のあと / 海のこども / いすの上 / おにみそ / となりの子ども / なしのしん / どんぐり / くり / 雲の色 / おかし / 石ころ / にじとひこうき / 』 2020/12/16
遠い日
4
あるテレビCMで、人口に膾炙するようになったあの詩も収められている。金子みすゞらしい感性がそこここに光ることばの選び方。子どもの複雑な感情の襞が丁寧に描かれる。2014/04/12
river1031
2
イラストが美しくかわいい。読んでてもほのぼのとした。2020/10/09
朔麻
2
金子みすゞの詩集。「こだまでしょうか」だけ記憶にあるが、あとは初見だった。 表題にもある「なしのしん」はほのぼの。ポイ捨てはダメですけれど。2016/11/25