内容説明
91歳に至るまでの長き年月を生き、半世紀にもわたる作家生活のなかで100冊以上もの作品を、冷徹な観察眼と豊かな想像力を駆使して書き続けた彼女の生涯は、それ自体が、子どものもつ純粋な魂を完全に燃焼しつくした日々であった。アリソン・アトリーは、児童文学の矛盾に満ちた魅力を生き抜いた、まことに稀有な作家なのである。リトル・グレイ・ラビットの作家、初の本格的な伝記、待望の邦訳。
目次
物語の紡ぎ手
雪の赤ん坊
キャッスル・トップ・ファーム
田舎の子ども
リー・ボード・スクール/1892‐97
グラマー・スクールの少女/1897‐1903
マンチェスター大学/1903-6
南へ―ケンブリッジ、そしてロンドン/1906‐11
結婚、そして母親になって/1911‐14
心満たされぬ主婦、作家への野心に燃えて/1914‐28〔ほか〕
著者等紹介
ジャッド,デニス[ジャッド,デニス][Judd,Denis]
1938年、イングランド生まれ。オックスフォード大学にて学位取得。主に英国王制と共和制を専門とする歴史学者。また、さまざまなラジオ番組やテレビ番組も手がけている。The Royal Historical Society会員
中野節子[ナカノセツコ]
1941年、東京都生まれ。東京学芸大学学芸部英語科卒業。東京学芸大学大学院修士課程英語教育学専攻修了。学術研究員としてウェールズ大学バンゴール校ウェールズ語学科留学。大妻女子大学短期大学部教授。イギリス児童文学、ウェールズ文学を専攻領域とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
ブルッキーのひつじのこ
toshiyk
-
- 洋書
- The Mother