目次
こだまでしょうか
土
さびしいとき
つつじ
葉っぱの赤ちゃん
昼と夜
花屋の爺さん
蝉のおべべ
ふうせん
梨の芯〔ほか〕
著者等紹介
矢崎節夫[ヤザキセツオ]
昭和22(1947)年、東京生まれ。早稲田大学英文学科卒業。童謡詩人佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話などの世界で活躍。昭和57(1982)年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で、第12回赤い鳥文学賞を受賞する。また、童謡詩人金子みすゞの埋もれていた遺稿を見つけだし、『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版、以後その作品集の編集・出版に携わっている。主著に、童謡集『ぼくがいないとき』(雁書館)、絵本『うさこのサンタクロース』(フレーベル館)、『みみこのおはよう』(JULA出版局)、童話『せいくんとおねしょん』(小峰書店)、評伝『童謡詩人金子みすゞの生涯』(JULA出版局)等がある
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感想・レビュー
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あおさわ
3
ほんのりとした言葉の列に温かく深く広い視点と、その心がゆれています。「雀のかあさん」「私と小鳥と鈴と」「かなしいとき」…名作ぞろいです。幼子が雀をつかまえて、お母さんと笑顔でいるとき雀のかあさんは哀しい。解説も優しさが感じられ、共感できます。やはりみすずさんのことばは心にひびきます。2012/06/28
RINA
0
赤ちゃんはなぜ左手で抱くのか?それは心臓の音が聞こえる左に近いほうが赤ちゃんが安心するからだそうだ。右手で何かをするからという理由は、赤ちゃんを荷物と同じ存在にしてしまっている。この考えにはっとさせられた。 蝉の殻があるよ。蝉も熱くて脱いで忘れちゃったんだね。自分の子供とそんな会話ができる、そんな大人になりたい。 「こだまでしょうか」「私と小鳥と鈴と」も収録されている。2011/04/14
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- 和書
- 僕は君がとても好きだから