内容説明
顎関節症の患者がもつ障害は、顎関節だけにとどまらず、頚椎症、姿勢障害、頭痛、顔面痛、または肩の障害などの、さまざまな症状に発展する。本書では、頭蓋と下顎の機能障害(CMD)における徒手理学療法を、実践しやすいよう紹介する。解剖学、生理学、顎関節のバイオメカニズムに関する基本的な知識を網羅。綿密に計画された理学療法的な検査テクニックは、クリニカルリーズニングによって実際の治療に応用することができる。最新の科学的知識と新しい研究成果からの情報を豊富に含んでいる。
目次
頭蓋下顎機能障害(CMD)の基本
側頭下顎関節:解剖学的構造と臨床的関連
側頭下顎関節のバイオメカニズム
CMD症状および症状部位
検査計画およびクリニカルリーズニング
理学療法における検査の構成要素
CMD患者の既往歴の聴取
身体的検査
CMD(頭蓋下顎機能障害)における4つの主要症状
顎関節機能障害の4つの主要な原因
理学療法としての治療技術
歯科医療による治療
CMD患者治療における6年間の統計データ
著者等紹介
バルトロウ,カイ[バルトロウ,カイ] [Bartrow,Kay]
理学療法士。1999~2004年、メイトランド・コンセプトによる徒手療法コースを受講。2000年、医療トレーニング治療/医療基礎トレーニング(MTT/MAT)コース受講。2004~2006年、PNFコンセプトの上級コース受講。2004年以降、顎関節治療の分野での研鑽を積み、治療の重点を「顎関節症」に移す。この重点分野を確立するために、歯科医および顎関節整形外科医との学際的協力体制を築く。現在、各種症状を持つCMD患者の神経筋骨格系の治療が治療活動の約70%を占める。機器を使用した理学療法の認定講師およびコース担当者。MTT/MATの認定講師
中山孝[ナカヤマタカシ]
東京工科大学医療保健学部理学療法学科長教授。信州大学大学院工学系研究科生物機能工学専攻博士後期課程修了、日本工学院専門学校医療学部理学療法学科教員を経て現職。専門分野は、体幹運動解析、筋骨格系理学療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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