目次
デビューまでの軌跡
完全なるシンプリシティ
モード界の旋風
不可思議に、そして美しく
戦時下のクチュリエ
著者等紹介
ワット,ジュディス[ワット,ジュディス][Watt,Judith]
ファッション史研究家。著述家、TVジャーナリストとしても活躍している。キングストン大学ファッションジャーナリズム、修士プログラムのコースディレクター。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインでファッションコミュニケーションとプロモーションにおけるドレスの歴史について学士課程で教鞭をとっている
武田裕子[タケダヒロコ]
名古屋大学文学部英語学科およびニューヨーク州立ファッション工科大学卒業。プラダジャパン(株)他でマーチャンダイザーとして勤務した後フリーランス翻訳者となり、現在はファッション・美容・建築分野の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
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1920年代後半から40年代にかけて、一世を風靡したエルザ・スキャパレリ。当時は、ココ・シャネルの最大のライヴァルだったようなのだが、どこで後世の知名度にこんなに差がついてしまったのだろうか。名前からも分かるように、彼女はローマ生 まれのイタリア人。そして、主な活躍の舞台はニューヨークとパリ。ダリやコクトーとの付き合いもあり、一時期はシュール・レアリスムにも傾斜していた。彼女のファッションを今、写真で見ると、やはり戦間期のモード感が横溢している。もちろん、見方によっては古い。なにしろ、当時のモデル⇒2025/08/28