内容説明
本書は、水と建築との切っても切れない関係を、景観から、建物の内と外から探訪し、建築において水が果たす根源的役割を明らかにする。「視覚としての水」「体感としての水」「夢としての水」の3章からなる「感覚経路」を進んでいくと、建築要素としての水の役割だけでなく、人間の幸福にとって心理物理学的に不可欠な資源である水の持つ偉大な力が見えてくる。世界中から蒐集した50を超える異色の「水の建築」プロジェクトは、読者を未体験の世界へと誘い、新鮮で独創的な建築アイデアを啓示するであろう。
目次
水と建築との交流
視覚としての水(フローティングハウス・ムソカ―シム&サットクリフ・アーキテクツ;ランドバーグ・キャビン―ランドバーグ・デザイン;メゾン・ペレ―L‐アルシテクト ほか)
体感としての水(グラスハウス―ファン・ロカ/アクアート、ヴィクトール・カニャス;風景のあるラウンジ―デイヴィッド・ラック・アーキテクチュア;風景のあるバスルーム―小川晋一都市建築設計事務所 ほか)
夢としての水(ウォーキング・オン・ザ・ウォーター―スタファン・ストリンドベリ;デイリーライフ・オン・ザ・ウォーター―バネケ、ファン・デル・ホーベン・アルヒテクテン;ウォーター・フォー・ライフ―ジェニファー・ランドール建築設計事務所 ほか)
著者等紹介
乙須敏紀[オトストシノリ]
九州大学文学部哲学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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