内容説明
本書は、食物とワインの合わせ方について、読者のさまざまな疑問に答える実用的なワイン解説書。完璧に合わせるためのルールは?例外が認められるのはどんなとき?調理方法やソースがワインに与える影響は?チョコレートやさしみなど合わせにくいことで有名な食べ物に適したワインは?これらの疑問に著者ジョアンナ・サイモンが丁寧にわかりやすく回答する。次に、シャブリからチリにいたるシャルドネ、ボルドーからオーストラリアのバロッサバレーにいたるカベルネ・ソーヴィニヨンなど、世界に名だたるブドウ品種を取り上げ、それらに合う料理を紹介。世界各地の食材と郷土料理がワインとともに少しずつ変化して、今日多くの人々に愛される組み合わせができあがった経緯を解説する。巻末には、ワインと料理のいずれからでも検索できる組み合わせ例を掲載した。
目次
原則
調理方法による影響
準備
ブドウ品種とワイン
世界各地の伝統的な組み合わせ
ワインと料理の組み合わせ例
著者等紹介
サイモン,ジョアンナ[Simon,Joanna]
世界中で25万部以上の売り上げを記録した“Discovering Wine”(1994)の著者。サンデータイムズ紙のワイン記者を勤めるほか、数誌に定期的に寄稿し、テレビ番組にも数多く出演している。1992年度グレンフィディッチ・ワイン・ライター賞、英国ワイン・ギルドの1995年度ミシェル・リンチ・ボルドー賞、1997年度プレミア・クルー・ワイン・ライティング賞など輝かしい受賞歴を誇る。食に対する情熱と造詣をもとに、今日の幅広いワイン知識を獲得した。世界中のワイン産地を頻繁に訪れている。本書は、食物とワインの合わせ方について、数年来取り組んできた調査の集大成である
東真理子[アズママリコ]
大阪市立大学文学部卒業、ニューヨーク州立大学大学院修士課程修了。訳書に『誰がツタンカーメンを殺したか』(原書房)、『たくさんの私からひとりの私へ』(翔泳社)など。大阪府在住
柳忠之[ヤナギタダユキ]
ワイン専門誌記者を経て、現在、フリーのワインジャーナリスト。「Brutus」「Men’s Ex」などの雑誌においてワイン特集を担当する。「世界ワイン大全」(日経BP社)をソムリエの渋谷康弘氏とともに監修
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